冠婚・葬祭・森羅・万象

今、幾つかあるプロジェクトの一つに家族葬向けのコンパクトな葬儀会館がある。
住宅街の真ん中に建設する。
反対運動起こるだろうなー。と思いつつ。

コンセオプトは家族だけで送る。
リビングでいつものとおり。
故人とともに過ごす最後のとき、空間。

大きなリビングというと語弊があるが個人とともに過ごす空間、ホール。
そして幾つかの和室。
自分達の家として、終の館として利用していただく。

でもそこでのお葬式のあり方をしっかりと決めていただかないとなかなかプランが
定まらない。先方のスタッフとも話し合い、弊社デザイナーとも話し合い。
最終的にやはり自分達が考える家族そして近親者だけで送れる空間を創ることに。

でも友人や近所の人々が来たらと言う意見には
今まで自宅でやってきた延長と考えれば大丈夫と。

団塊の世代の大量退職で会葬者の激減が予想される。
郡部ではそれほどでもないのかもしれないが都心部では急激に減ることだろう。
そして家族だけでというブーム。
会館で当たり前にするお葬式。

葬儀会館、葬祭会館のあり方に影響を与えそうな時代になってきた。