冠婚・葬祭・森羅・万象

葬祭会館を建てるということは大変な労力がいる。
資金はもとより近隣との調整や　建築に伴う関係者との
折衝等々。
そしてその会館が順調に船出してくれればいいのだけれども
思い描いた会館も　日時が経過すると共に
当初の理想から　大きくその航路が変化してくる。

どうもおおかたの会館がそんな感じがする。
お客様が来る。
ほぼ毎日。
忙しい。

一つ一つを大切に、こんなサービスをと思い描いていた構図が
邪魔臭くなってくる。

私が言っていた事なんか忘れてしまう。というか
別段何をしなくても　会館があれば怖いもの無しなんて勘違いする。

そして少しずつ少しずつ蝕んでいかれる、市場が。

都心部ではホームページで受注している業者が増えてきた。

公共の斎場、会場を利用しませんかと。そしてとても低価格で。
そりゃ低価格は可能。
会館の建築費、土地代、減価償却負担、光熱費、あー数え上げたらきりのない
日々の経費がかからないのだから。

そんな業者怖くない？
そう皆様そうおっしゃる。

でもお葬式のマーケットは限られたマーケット。
自社の市場から一つ、二つと減って行くのは確か。
そんな業者はいくつものホームページを持っているのですよ。
月に減った数はボディーブローのように効いてくるのです。

要注意！

施設負担が無いからホームページにたっぷりとお金をかけられる。
そして低価格。
わかりやすく葬儀を解説。
見やすいホームページ。

そして沢山ある公共施設。
公共の施設はそりゃ立派だ。
ふんだんに税金を投入しているのだから。
公共事業で残された最後の砦ではないけれど
火葬場と葬儀場のセット建設計画。
沢山ありそうだ。

そしてしっかりとしたサービスを付帯させれば怖いもの無し。

お葬式とホームページ。
なんかとんでもない時代になってきたよ。