冠婚・葬祭・森羅・万象

リッツカールトンや加賀屋。
ホテルや旅館で誰もが認める一流のサービス。
一流ホテルや旅館でなくてもサービスというものに
日々我々は触れている。

サービス産業なんて分類をされているけれど
経済活動をしている限りサービスという４文字からは逃れる事はできない。

昨夜ＪＲ駅前で店名の上に大阪と記された中華店を見つけた。
懐かしい事もあり夕食はそこでと店内へ。

店内は満席。待合も数組。
大阪○○頑張ってはるやん。と何だか嬉しい。

その嬉しさも数分で？？？？？？に。
カウンター席が４席空いても単独客を案内する様子もない。
そしてテーブル席が３席片づくまで誰も案内しない。

若い女性スタッフが右往左往しているだけで
注文を取りに行くでも無く全員が片づけ。
そしてニコニコスタッフ同士の会話。

いらっしゃいませー！とマニュアル通りの対応。
でも「いらっしゃいませー！」はお客様の顔も見ずに
誰かの声に呼応しているだけ。

苛々が募ったときに案内。

お待たせしましたの一言もなく。
まあしゃーない。と注文。
注文を聞く態度も、笑顔も無く「はよしてよ！」ッって感じ。
私は食べるものを決めていたので数十秒、
言い忘れたものを「すいません、○○追加できますか？」
って丁重にお願いしたら、
「？ん！」て感じで眉間にしわを寄せ
首をかしげながら歩いて行く。
またまたスタッフ同士でひそひそ話。

そして「追加は時間がかかりますけど！」って強い口調。

なんだか悲しくなる。
楽しい夜食が台なし。
スタッフ片づけているトレーからティッシュを落としても
知らん顔。
お客様の足下に落としたのに。

厨房では調理スタッフが一所懸命なのに。

フロアスタッフはサービス精神ゼロ。
スタッフ同士の会話はニコニコしているのに。
お客様への顔は忙しいからか　気が入っていない。
よそ向きながらの受注。
よそ事ながらその雰囲気に
「顔見て注文取れよ！」って言いたくなる。
基本基本。と。
残念ながら料理までまずく感じてしまう。

大阪って入っているだけに　なんだか情けなくて情けなくて。
大阪ってこんなの？って思われるのが。
スタッフは地元の若い女性ばかりだけれど。

大阪はサービス精神おう盛な街。

食事は楽しんでなんぼ。
美味しいのは当たり前。プラスアルファを求められる街。
そんな街の大阪って名前がはいているだけに残念。

サービスとは立居振舞も大切だけれど
相手にどのように感じていただけるか、
相手にどのように喜んでいただけるか
相手にどのように快適に過ごして頂けるか
等々すべて相手がからんでくる。

葬祭業界もサービス産業の分類。
葬祭会館の普及によりスタッフの立居振舞も良くなってきた。
見るからにカッコよくなってきた。

でもまだ相手の○○が欠けているような気がする。
格好良くする事に目が行きすぎているような。

百分は一見に如かず。
一度業界の人々もスタッフを伴って一流のサービスを
体験されたらいかがだろうか？
なにもリッツカールトンや加賀屋ばかりではなく。
自分たちで一流を探す。

それが解っときに葬祭業界からも一流のサービスだと
本や番組で取り上げられる日がきっと来る。
そんな日が待ち遠しい。