冠婚・葬祭・森羅・万象

私は信州が大好きだ。
清秋を山で過ごしたから余計だろう。

昨夜その信州で自然食レストランへ連れて行っていただいた。
わが家の近くにも　豆を主とした自然食レストランがあるが
根本的に違ったのである。

アレルギー表示やバイキング方式、料金的にもほぼ同じ。
大きく違うところは
「全面禁煙」　
なのだ。

嫌煙者には嬉しい限りだ。
わが家の近くの所は半分が喫煙可能。
だから混んでいる時間帯は煙がもくもく。

昨夜のレストランで尋ねてみた。
クレームでないですか？
スタッフ曰く
「自然食を美味しく食べていただくのに煙草の煙はね」
「健康にとフレーズが入っているので煙草は必要ありません」
ときっぱり。
お酒は？
「たしなむ程度にお飲み頂ければ健康に良いでしょ」
私にとっては良いお店。

喫煙者には煙草は健康に悪くないんだといって
ぱかぱか吸う人もいる。
喫煙の善し悪しは別として

徹底した考え方は素晴らしい。
きっと会議なんかでは
「煙草が好きな人の市場はどうするの」
「健康をうたい文句にするならその必要はない」
と答えられたのだろう。
経営者も悩むだろう。いや悩まなかったのか。

解りやすい経営。
あいまいではない経営は成功への第一歩だ。

中途半端が消費者から見えなくなってしまう。
葬祭会館の経営も同じ。

値段を下げたからといってお客様が増える事は少ない。
しっかりとしたメッセージを送る事によって
会社像を理解していただき
お葬式をする時には○○だね・・・
と支持を頂くようになる。

私の周りにも政治家ではないが
地盤かばん看板で葬祭業をしている人々が沢山いる。
政治家と同じであれば
常に地元のために頑張んなきゃ。
そして政治家のように自分の名前を連呼しなきゃね。

そう政治家のように
集会を開き（イベント）
ポスターを貼り街頭演説をし（宣伝）
公約を掲げ（サービス・価格等の約束）
後援者を増やす（会員等）
政治家を応援するのではなく政治家と同じ動きを考える。
葬儀の営業って結構シンプルなものだ。