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2008.02.07
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カテゴリ:葬祭会館
先日西日本の友人と会食をした時に
近ごろのお葬式について苦言を呈された。

その内容は 

葬儀そのものがショウアップされてなんだか本質が失われてきたのではないかと。

スライドショウはそれはそれでいいのだろうけれど
お葬式の最中に流すのはいかがなものか?
写真コーナーや映像コーナーを設けて
見たい人々がそのコーナーへ行けばいいのではないのか?

もちろんご遺族も同じ意見を言っていたとの事だった。

友人の近くには大手の互助会や大手専業者がしのぎを削る激戦区であり
その地域でのお葬式でよく見る光景だそうだ。

20年近く葬祭会館の新築や葬祭会館のリニューアルなどの設計・デザインに携わっている私たちも当然のようにプロジェクターやモニターの設置をお勧めしてきたし、言わなくとも近年は事業主から当然のように要望がある。

ただその利用の仕方は当初の目的から少しずつずれてきたのかもしれない。

当初は開式前に式場内に流しておくのが普通であったけれど
近ごろは式中に会葬者全員にお見せしている場合も多くなったようだ。

お葬式のシーンは写真さえ替えればいつでも何処でも誰にでも対応できる。
なんて笑い話もあるほど
葬祭会館の出現で画一化されてきた。

そのために差別化を
という要望からプロジェクターやモニターなどの設置が相次いだ。

ただオペレーションはやはり業者主導であり
喪主や家族の要望、ましてや故人の要望なんて反映する事はまだまだ数少ない。

これみよがしの 豪華な会館やロビー、装飾、
そして当たり前のように流れる音楽とスライドショウ。

他に差別化の方法がいくらでもあるとは思うけれど、
どうも業界的にはハードに拘る特質がある。

生前予約や会員制度の導入により 故人や家族・親族の要望を反映したお葬式が今後は増えてくるだろう。

ショウアップされたお葬式も増えてくるだろう。

これだけの手間とお金をかけているから利用者は満足しているだろうとの間違った考え方。

今後葬祭会館の設計やリニューアルのデザイン依頼が来た時には 
メモリアルコーナーは仮設やロビーの片隅ではなく
しっかりと設備の一部として設置するように事業主に勧めていかなければと思った。

その上でスライドなどを利用して故人の生き様を知って頂く表現の方法もあるだろう。

また亡くなられる前に余命診断をされた人が自分のメッセージをビデオに残しておかれる方も増えるかもしれない。

スライドやビデオ、ショウアップされたお葬式やお別れの会等々

喪主と会葬者と施行業者、宗教者との間にはまだまだ大きな意識の差があるようだ。





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最終更新日  2008.02.07 13:04:59
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