冠婚・葬祭・森羅・万象

久しぶりに愛知県を回ってきました。

一つは大手生協様へのプレゼンテーション。

自然を生かした葬祭会館のデザインに皆様満足して頂きました。

現場のスタッフの皆様の意見も今後取り入れてのデザインは大変ですが

皆様の満足げなお顔を拝見していると意欲が沸いてきます。

その後南愛知を移動して出店用地の探索。

狭いエリアに専業者２件　農協と出店が決まっており

激戦地域になるのは間違いないのですが

ここ数年葬祭会館でのお葬式が増え続けている地域では

葬祭会館を持たない業者の選別は進んできます。

過大投資をしない、将来を見据えたプロジェクトにしていきましょうと

オーナーと話し合ってきました。

都心部では葬祭会館を持たずに仕事をしている葬祭業者がとても多くありますが

地方ではなかなか難しい問題です。

改装をお手伝いさせて頂いた葬祭業者のあと２つある会館も

リニューアルして明るい雰囲気にしましょうと合意。

そして火葬場の待合を改装し家族葬向けの式場を創るとの事で

お話を伺いにいってきましたが、もうすでにプランがある程度決まっていましたが

少々疑問点があったので　お話をさせて頂くとプレゼンして欲しいとの事。

ビジネスには繋がりそうにありませんが　ご紹介して下さった葬祭業者様が

将来関わっていかれるかもしれないとの事で、気合いを入れてプレゼンしましょうと

お約束。

そして弊社で葬祭会館の設計・会館のネーミングやロゴデザインなど総合的に

プロデュースをお手伝いした葬祭業者様へ訪問。

ある一軒家を家族葬向けにリニューアルしましょうとの事。

会館も順調だけれども小さいお葬式に対応した会館を持つ必要性を感じておられる。

消費者の目線で考えた時に　立派な会館で家族葬的小規模のお葬式は気が引けるもの。

そして葬祭業者にしても　１ホールや２ホールの会館ならばフル活用して下さる

お客様と一部の利用を望まれるお客様を区別する事は困難で

小さなお葬式を行っている時に大きいお葬式を受託するわけにも行かず

断らざる得なく　その葬祭業者様は自社の会員が他社で仕方なく施行された場合

会員が自社で施行された場合の割引金額をお持ちしているとの事。

まったくの大赤字だけれども　自社の会館で希望され会員になっておられるのに

利用して頂けなかったことは申し訳ない。よってお詫びに伺っているとの事。

すばらしい経営者である。

小さい会館だけれども地元では人気者。

そして小さいお葬式にも対応できる会館を持ちたいとの事で

商業施設であった一軒家を買い求めて　「家族葬」対応の会館に設える。

大きくはないけれど　しっかりと地元密着され成功されている葬祭業経営者と

お話をしていると楽しい。

格好良くはないけれど（失礼）私たちの近くにあったらお願いしたい葬祭業者像。

宿泊予定はなかったけれど急きょ　デザイナーと宿泊し

経営者ご夫婦と美味しい食事とお酒を頂戴いたしました。

万歳「地元密着」ですね。