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2008.06.16
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カテゴリ:葬祭会館
先日 旅館再生の書物の中で

日本旅館の再生を数多く手がけ成功している
有名な星野リゾート社長星野佳路氏の言葉に

『不良債権の多くは経営者が過去の成功経験と専門的直感に頼り
過大投資を繰り返す「感覚的経営」が原因であることを知った。
つまりハードを作れば客が来るだろうというなりゆきで採算を立てる
「成り行き主義」だ。・・・・・』

という一文があった。

今の葬祭会館のおかれている環境そのものであり
「うんうん」と頷きながらも背筋に寒いものがはしった。

建てれば葬儀件数が増えた時代はとっくの昔に過ぎ去っているにも関わらず
市場の変化や集客の手段を考えずに未だ開発が続いている。

もちろんそうした中で 積極的に販売促進活動や周辺住民の囲い込みをしている
会社も増加しているのも確かである。

葬祭会館ではその対象となるお客様は千差万別。
実は利用者のニーズも様々である。

しかし現在までの葬祭会館を開発する場合は
全てを受入れる体制で最大公約数のプランが多く採用されてきた。

しかし「家族葬」というカテゴリーが増加してきた昨今

最大公約数的プランよりも

専門店型プランが利用者に受入れられるようになってきた。

結婚式場業界が大きく様変わりしてきたように

「一日一件施行」の一戸建て型葬祭会館や

豪華家族葬をターゲットにしたハウスウエディング型葬祭会館。

儀式的なお葬式を小さく行うための空間を施した密葬型葬祭会館。

料理を中心に据えた レストランウエディング型葬祭会館等々

利用者にはっきりとその使用方法をアピールできる会館が増えつつある。

従来の葬祭会館は言い方は悪いけれど 『猫も杓子も・十羽一絡げ」的であった。
(反省)

今後は総合葬祭会館からプライベート会館的な
利用目的のはっきりとした会館へ移ってくるのではなにのだろうか?

そのほうが利用者も自身のニーズと合わせて分かりやすいし
価格の面でもきっちりと棲み分けができる。

宿泊施設を考えると

民宿から料理旅館やビジネスホテル、大型旅館や都市ホテル、はたまたリッツカールトンや
椿山荘などの高級都市ホテル、
リゾートホテル等々 棲み分けが明確に分けられている。

明確でない宿泊施設は当然淘汰されてきた。

消費者の選択肢を考え、葬儀という商品、サービスを提供する施設として
地域に根付いた式場と また違ったニーズを持っているユーザーへの
新しいプレゼンテーションの場としての新しいスタイルの葬祭会館の
棲み分けの時代が早くも到来した。

場を提供してきた「総合葬祭会館」の時代から「専門店型葬祭会館」への
転換が必要とされる時代である。

選ばれる「葬祭会館」としてのコンセプトと表現が重要な時代である。





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最終更新日  2008.06.17 11:36:50
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