冠婚・葬祭・森羅・万象

展示会後も出張が続きます。

出張といえば常にホテルを泊まり歩きます。

サービス業のお手伝いをしている私としては
常にそのヒントをいただいて移動しているようなものです。

昨日宿泊させて頂いたビジネスホテルは
日本国中に破竹の勢いでホテルチェーンを増やしているところです。

当初コストを下げたシンプルな部屋で
低価格で宿泊でき、地元資本を活用し出張族にはとても便利なホテルです。

近ごろは部屋の内装も素敵になり　また機会があれば泊まろうと思い
北陸にあるそのホテルに宿泊させて頂きました。

新しく建築されたホテルは何時も快適でチェックインもスムーズだったのですが
朝食時に二度とこのホテルには泊まりたくないと思える出来事がありました。


レストランで朝食をとり始めたときにその忌まわしい事は起こりました。

朝まで営業していたであろう酒場の女性とおぼしき数人が奇声を上げながら
レストランに入ってきたのです。

泥酔した女性とその仲間達がわいわいがやがや広くないレストランで
朝食を取りに来たのです。

ホテルはだれにでも解放されている施設ですし、レストランもお金を払えば
食事が出来るのだから　営業レベルから言えば別段おかしくない事です。

ただフロントで朝食料金を払うときに　
その団体をレストランに招いても
良いのか悪いのかの判断は下せたはずです。

フロントへ行くまでの間も　千鳥足で奇声を上げていたので
断る事もできたのかもしれません。

近くのお店の方でなじみだったのかもしれませんが。

レストランには宿泊客が大切な朝の時間を過ごしておられましたが
早々に退席される方や睨まれる方、苦々しい表情でその団体を見る方など
皆様不愉快な思いで朝食をとっておられたようでした。

サービス業ではお客様の要望をすべてイエスでお答えするようにに言われる事もありますが
断るという事も大切な事を覚えておくべきでしょう。

会員カードを作り顧客の囲い込みを図っておられる会社としては
レストランの売上を上げる事もとても大切な事です。

宿泊されたお客様が快適に朝食をとれる環境を創る事は
もっと大切な事ではないのでしょうか？

もちろんそのような出来事があったにも関わらずチェックアウトの時に
一言もなかったという事は
そのような事がそのホテルでは常態化しており　
フロントスタッフやレストランスタッフも
不愉快には思っていなかったのかもしれません。

とても残念な事でした。

たった一件の出来事です。
すべてのホテルチェーンが同じかとは思えませんが
大切なブランドに傷がついて行くのは間違いの無い事でしょう。

売上のためならなんなりと受入れましょう
は　ホテルとしてはいかがなものかと思います。

時には断る勇気も必要だと思えた出来事でした。