冠婚・葬祭・森羅・万象

北京オリンピックが始まりました。

すばらしい５０００年の歴史ある中国・東洋の開会式でした。

さまざまな国内紛争を抱えている中国ならではの国威発揚オリンピック

日本も東京オリンピックにより高度経済成長をはたし今の日本があります。

中国も世界の仲間として　国内のさまざまな問題を解決してくだされば

いいと思います。

そして一夜明けた今日は６３回目の長崎原爆投下日。

広島長崎と罪も無いたくさんの人々がお亡くなりになられました。

満足なお葬式もあげてもらうことなく

骨もなく

友人や家族と最後のお別れをすることもなく

あっという間に命を絶たれた無念はいかほどのものだったでしょう。

８月　広島から続く慰霊祭を見るたびに

広島や長崎で見た悲惨な歴史を思い出し　涙がとまりません。

昨今メディアでお葬式の現場中継がよく見受けられます。

タレントのお葬式

悲惨な事故にあった人々のお葬式

犯罪に巻き込まれた切ない人々のお葬式

神戸の大震災のときにもお葬式もできずに火葬のみで処置されたご遺体も多々あったとか。

お葬式の形態が変化してきました。

直送なんて言葉まで出てきましたが

生きている限り死者との別れが必ずあります。

できる状態であれば

死者との別れ・けじめをつけることのできるお葬式は必要なのではなにのでしょうか？

ショウアップされたお葬式を進めるものではありません。

私も家族だけで肉親を見送りました。

でもしっかりと時間をかけて送ることができたことに

どこか「お葬式しておいてよかった」の安堵感があります。

お葬式すらできなかった人々の無念を考えるとき

お葬式に携わっておられる方々は

お葬式の大切さを説いてあげるべきだと思います。

人間は物体ではありません。

亡くなったからすぐに火葬して終わりにしてしまうのは

いかがなものでしょうか？

平和すぎるのがいけないのかもしれません。

でも平和はずっとずっと続いてほしいし続ける努力をしなければなりません。

葬祭業界でなんらかの社会的アクションを起こす時期に来ているように思います。

命の大切さ・心の大切さを一番知っている業界かもいしれません。

命のリレーを合言葉に　今　業界の人たちを集まりを持っています。

亡くなる命が新しい命を紡ぐ。

どのような形であれ自分たちにできる事をたとえば草木一本からでも

やってみようと思っています。

来週はお盆。

京都五山の送り火を最後に先祖があの世へ帰られます。

今里帰りしているご先祖の冥福を祈ると共に

今あるのは先祖のおかげと感謝の気持ちを忘れずに日々を過ごしたいものです。