冠婚・葬祭・森羅・万象

西日本でお手伝いしている葬祭会館

あと２週間程でオープンです。

同地域にはライバル店が１年前から営業し

好成績を収めています。

オープンされる会社のお客様もライバルの会館を利用されています。

ライバルは他のエリアからの出店のために　様々な工夫を凝らされています。

今回の老舗のお店は若い専務が中心になり　積極的に様々な事に挑戦しようとしておられ

とても楽しみです。

楽しみの反面心配事もとても多いのですが。

心配事の大きな一つはオペレーションです。

老舗として地域一番で自宅葬や寺院葬をほぼ１００％のシェアで
長年営業されてきました。

そして昨年の他地域からの進出。

地域のお客様は必ず比べてきます。

比べる事は施設もさながら

スタッフの接客・立居振舞です。

今までのようにしていたのではきっとお客様の評判は良くは無いでしょう。
スタッフ全員が真っ白な気持ちで一から考えを改めて

葬祭業から葬祭サービス業への転換を図らなくてはいけません。

雇用されているスタッフのそれを伝えるのは経営者であり
経営陣が襟を正して接客態度を改めていかなければなりません。

と言っても長年の身に付いた習慣はなかなか直すのには努力が必要です。
その努力と自社が地域一番店のままで伸びるためには
「変らなければならない」事をしっかりとスタッフに伝えなければなりません。

反発するスタッフもいるでしょう。

でも変らないとシェアは確保できません。

今のままだとかえってライバル店を活気づける事になります。
少しずつ関心を持ってくださればいくらでもお手伝いできるのですが
今は会館のオープンできっと精神的にはいっぱいでしょう。

オープンして少し落ち着いたら
老舗がどのように変化する必要があるかを
経営者達とお話します。

今まで老舗があっという間に地域一番でなくなった事例を沢山見てきました。

一番を守り続ける事はとても大変な事です。

オープンする会館のスタッフ全員がチャレンジャーであり続けなければ
地域一番は続かないでしょう。

チャレンジャーであれ！

常に。

今の葬祭サービス業には必要な事ですね。