冠婚・葬祭・森羅・万象

葬祭会館でのお葬式があたりまえになって２０年近く経過しました。

当たり前とは　お葬式の場所＝葬祭会館　。

葬祭会館の無かった地域でも遅ればせながら会館建設ラッシュがはじまっています。

何時になったら会館建設は終わるのだろうかと考えているのですが

なかなか終わりそうにありません。

新築も多いのですが　

今皆様からのリクエストの多くは　

現在のお葬式事情や・ご利用になる皆様の要望に合わせた空間へのリニューアルです。

つい最近までは快適な空間を望んでおられる方が多かったのですが

快適さは当然の要件であり

地域や変わりゆく現在のお葬式のあり方に

どのような空間を提供するかが問われています。

控室の充実はもとより

今話題の家族葬を行う空間へのリニューアルが多くなりました。

控室もより多機能になりホテルのスイートルームのような部屋が増えています。

自分たちが宿泊したくなるような控室を創ろうと日々努力していますが

その要望はどんどん高品質になってきました。

先日オープンした会館もそうですが

今手がけている会館や

控室とロビーを大きく改装し

より快適な空間と

ご家族だけで最後のお別れが出来る空間に仕上がっています。

今年になって肉親を二人亡くし

親族だけの空間が以前よりもより大切な事が

痛切に感じました。

葬祭会館でのお葬式が当たり前になった今だからこそ

大切な方と最後のお別れを近親者だけでできる空間が望まれているのです。

単なる控室としての機能だけではなく。

今

北陸の小さな街での新しい試み。

女性社長と若い専務だから思い切れた事なのかもしれませんが

その地域に新しい風を起こすことは間違いないようです。

自分たちも一消費者として考えたらとても簡単な答えが
プロだとなかなか出てこない。

今まで出てこなかった答えが

経営者が変わったとたんに出てくる。

簡単なことなのですが難しい事なのです。

お葬式空間は時代とともに様変わりするのです。