冠婚・葬祭・森羅・万象

あなたの最後にかけて欲しい音楽ってなに？って

いきなり尋ねられました。

判らない！すぐに思い起こせない。

葬儀ビジネスに関係していながら情けない限りでした。

旅支度をまったく考えていないのです。

人間必ず死に至のですが
人間の脳内には基本的にポジティブ思考が大半を占めているために

死に付いては考えません。

でも確実にやってくるのは確かなのですが。

準備といったって販売促進で「エンディングノート」をつけましょう！
ってイベントを各地でやっていますが
実は紺屋の白袴で自身は全く考えてもいませんでした（反省）

私は若い頃　登山をしていました。もちろん今もしていますが
若い頃の登山はロッククライミングが主体でして
厳冬期なんかも岩場に雪の壁にしがみついていました。

だから友人を何人も山で亡くしました。

そんな環境からかあの当時は　山へ行く前に部屋を綺麗に片付けていたものです。
　遺書みたいなものを書いている友人もいました。

●●さんに■を借りていますとか　▲さんに必ず連絡して下さいとか
骨は山へ撒いて下さいなんて。

でも安全な生活を続けていると忘れてしまうものです。

葬儀をビジネスにしておられる皆様がどれほど自身の最後のお別れについて
考えておられるのでしょうか？

たとえば音楽
たとえば写真
そして祭壇

会食
返礼品

来賓

弔辞
等々

業界皆が紺屋の白袴状態なのでしょう。

自分のお気に入りの写真と音楽そして来て欲しい友人達のリストづくりは
しておかないと。

いつかは誰にでもお迎えが来るのだから。