冠婚・葬祭・森羅・万象

冠婚葬祭業、ホテル、飲食、物販、そして運輸鉄道等

すべてカテゴリーは違いこそすれ

大きくはサービス業

物や人を動かしたり販売したり

食べ物を提供したり宿泊する環境を提供したり

そして葬儀の段取りをしたり結婚式の進行をプロデュースしたり

すべて「人」が介在します

商品や食品、空間の品質は管理がとても簡単にできます

そう品質を向上させる事はとても容易い事なのです

ところが「人」の品質管理？はとても難しい

昨日　地域では評判の中華料理店へ夕食を食べに行きました

評判とおり満席に近い繁盛店

厨房には有名四川料理店にいた料理長初め　中国人の調理人が多数見え

期待感があがります

以前きたときにとても美味しかったので今回はゲストにお招きいただいたのです

ビールを飲もうとお願いしたのですがなかなかこないので声をかけると

ビールサーバーが故障したとか

少ないフロアスタッフがサーバーの前でテンヤワンヤ

厨房からは次々と料理が出来てくるのですが

スタッフはビールサーバーに付きっきり

厨房の手のあいているスタッフは手伝う事も無く見ているだけ

どんどん料理を運ばなければ「麺類はのびるし料理は冷める」

しかし運んでくる気配はなく

催促に因って運ばれた麺類はしっかりと伸びているし

その後に運ばれたビールの泡は　大きな泡でいかにも不味そう

ゲストもここのお店がお気に入りだったけれど

事の顛末を見ていて

「もう来るのよしましょう。ここは料理を食べさせるところで

料理が大切なのに気づいていないスタッフがいるお店には心が無い」

他の席のお客様もイライラした雰囲気で食事をされていました

いつ何時トラブルが起こるかもしれません

トラブルは必ずと言っていいほど起こります

その時にマニュアル通りの動きしか出来ず

他の部署の出来事に関心の無い会社やお店は

サービス業としては落第です

常にお客様の方を向いている経営であれば

だれかがフォローして小さな事件が大きくならずにすんだはずです

商品や料理の質が高くても

人の考え方や行動のレベルが低ければすべてが台無しになるのです

「人」の介在がとても多い葬祭業の評判もそこらあたりから

考え直さなくてはいけないのではないのでしょうか？

「人の質を上げる」

「人と人の関わり方を研究しコミュニケーションスキルをアップする」

そんな社内研修が大切な時期になりました