冠婚・葬祭・森羅・万象

ビジネスにはチームワークが必要です

個の仕事であっても「個」では何事も解決できません

しかし「個」ですべてが解決しているように思う人々が多いのです

クライアントのスタッフミーティンングでよく

「報・連・相」の話がでます

自社を振り返っても

「報・連・相」はなかなか実行できていないものです

若い人が云々の話ではなく

できない、しない人が多すぎるのです

会社は「個」の集合体で動いています

「個」が各々の強みを生かし

弱みを保管しながら組織として動いているのですが

それすら理解できない人々が増えています

「個」の強い組織を動かしている経営者は

「カリスマ」性を強く持っているのでしょう

自分の事しか考えられない人々が

「個」としての強みを発揮できることはありません

人々のお役に立てる仕事をしている業界であればあるほど

「報・連・相」の大切さが理解できるはずなのですが



若いころにヨットレースのクルーとして外洋レースに参加していました

外洋ヨットに乗り込むクルーはとても個性の強い人々です

強烈な「個」の持ち主ばかりです

レース中はスキッパーという舵をとるクルーの一言で

一糸乱れぬ行動を起こします

各々与えられた役割を果たします

レース中「報・連・相」は常に上下の関係なく激しくかわされます

風向きであったり、競争相手の状況であったり、天候、波、風の強さ

すべて感じた人が、役割を担った人が報告します

そして全員がその問題を共有するのです



一つ間違うととても大きな事故に繋がります

命に関わる事柄です



「個」の強烈な集まりを纏めるのは

「勝ちたい」という強い意志です

「勝ちたい」は会社でいえば目標であったり

仕事の完遂であったり

目標が定められてもなかなか会社組織では「個」の殻から抜け出せない人々が

多く見受けられます

命に関わらないからか？それとも直接自身のコミッションに関わらないからか

もしくは報告や連絡、相談が面倒だからか

原因は様々でしょう



いまやチームワークや「報・連・相」などは死語になったのでしょうか？

チームワークはすべての「個」にとって組織にとって

永遠の課題なのかもしれませんね