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カテゴリ:映画
とりあえずショーンが出てる映画は全部映画館で観ないとだめだからね。(キッパリ) 娘が修学旅行に行ったので、時間を気にせずにゆーっくり鑑賞できました。 しかも劇場ほとんど貸切状態で。 10人ほどしかいませんでした。なんで~?そんなに評判良くないの? ストーリーは、 国連で通訳をしているシルビア(ニコール・キッドマン)が偶然アフリカのマトボ共和国(映画のみの架空の国です)大統領の暗殺計画を聞いてしまって、シークレットサービスに警護を依頼し、担当するのがケラー(我らがショーン・ペン!!)。 シルビアに疑惑を持ったケラー。そして、シルビアの秘密を知ることになるケラーだけど・・・。 いやぁ・・・、見応えありました。 「わけわからん映画らしいでぇー」と聞いていたので、あまり過大な期待はしないで観たつもりだけど、それがよかったのかどうなのか、 新聞は三面記事とテレビ欄しか読まない私でも解る内容でした。 政治に詳しい人が観ると、より理解できて楽しめるかも?です。 適度な緊張感とじっくりとお話をかみ締めるような重いストーリー。(暗く重々しい映画ではないですよ) 良質なサスペンスです。 しかも、ショーン・ペンがめちゃくちゃカッコイイ!!渋い! 派手な芝居はなくて、淡々としたどちらかと言えば抑え目の芝居なんだけど、それがまたショーンの良さがよくでてました。 声を荒げるシーンは1回ぐらいしかなかったと思います。 「ミスティック・リバー」でみせた、ややオーバーアクトぎみの芝居ではなかったです。(これもいいんだけどね。) ちょっと目をうるませるんだけど、泣かない。堪えてる。悲しみを前面に出さずに押さえ込む。そんなかんじでした。 ニコール・キッドマンは・・・。 私が感じた印象では、美しすぎてちょっと浮いてたかな? 最初からショーンとニコールの組み合わせは違うやろ~と思ってたんですが、観終わったあともまだそんな感じでした。 モノクロの中にカラーがひとつ混ざってるような違和感を感じてしまいました。 知的で良かった部分もあるんだけど、綺麗すぎてマイナス。 序盤は人物紹介を兼ねているので、結構さらりとお話が進んでいくんだけど、ここで登場人物を覚えておかないと後で混乱するので、これから観る人はしっかり人物を覚えましょう。 中盤からラストまでは、目が離せなくなるほど引き込まれます。 中盤のバスのシーンはドキドキ緊張の連続でした。 ここから、ややネタバレかな? 印象的なシーンとしては、二コールとショーンの会話で、二コールのセリフで 「アフリカの儀式で殺人を犯した人を船に縛り付けて、そのまま溺死をさせるか、助けるかを残された遺族が決めるのだけど、そこでその殺人者を助ける選択ができればその家族は哀しみから抜け出せる」 というようなセリフがあるのだけど、そこでショーンが「僕はそいつの頭を押さえつけて溺死させる」って言う。 でも、その後の流れでお互いの立場が変わっていったりするところが見応えありでした。 ここまで。 結構シリアスな作品が続いてるショーン・ペン。 次回作もシリアスものです。(「リチャードニクソン暗殺を企てた男」これも絶対映画館で観る!!) そろそろコメディーなショーンも観たいですね。 ウェス・アンダーソン監督で、「ザ・ロイヤルテネンバウムス」のロイヤル氏みたいな、とんでもない奴なんだけど憎めないような役を演じてもらいたいものです。 ●今が安くて買いですよ。ミスティック・リバー (限) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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