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カテゴリ:カノンちゃんのこと
朝から大雨。
カノンちゃんの診察は10時の予約だったが、ちょうどその時間は土砂降りで、ちょっと遅れて出かけた。 受付を済ませてすぐに看護婦さんに声をかけられる。 今日は採血があるので、診察を待つ間にそちらを先に済ませてきてはどうかとすすめられた。 採血後はカノンちゃんのご機嫌が悪くなるのは目に見えているので、いつもは診察を先にしているのだが、今日は遅刻しているため、待ち時間もちょっと長そうなので、採血を先にすることにした。 処置室の前にいくと、既に雰囲気を察したのか、カノンちゃんの眉間にしわが寄った。 待っている人が誰もいなかったので、すぐに呼ばれる。 処置室の入口で立ちすくむカノンちゃん。 ここが何をするところなのか、思い出したようだ。 靴を脱がせてベッドに寝かせ、あとは看護婦さんに任せて退散。 5分くらいかかった。 呼ばれて部屋に入ると、まだベッドにしっかり拘束されたままのカノンちゃんが、ものすごい勢いで泣いていた。 さらしみたいなものでベッドにぐるぐる巻きにされているカノンちゃん。 こりゃ嫌だろうね。かわいそうに。 待合室に戻ってからも、いっこうに泣き止まない。 絵本を広げたり、お茶をあげてみたり、歌を歌ってみたり、いろいろ試すが今日はまったく効果なし。 それも無差別に泣いているわけではなく、はっきり私に対しての怒り泣きだ。 だって知らないおばちゃんが通りがかったりすると、泣き止んでおばちゃんに手を振るんだから。 おばちゃんが通り過ぎると、また私の顔を見て泣き直す。 そりゃーあんまりじゃないかい、カノンちゃん? 診察の前に身体測定。 身長80.5cm 体重12.04kg 頭囲46.8cm あれ?体重が先月の初めよりちょっと減った? 身体測定も、ものすごーくカノンちゃんを不機嫌にさせてしまった。 おかげで診察室に呼ばれたときも、それほど激しくはないものの、まだグズグズ言っていて、なにひとつ言うことをきかない。 座る?だっこする?おもちゃで遊ぶ?と何をきいても拒否、拒否、拒否。 今日は「ママのこと好き?」ときくと「んぁ!」と否定。 「ママのこと嫌いなのぉぉ?」ときいたら「ん」と肯定されてしまった。 ママ、立場無いんですけど_| ̄|○ 先生に話しかけられると、私の後ろに隠れたり、私の足に突っ伏したりして逃げ回っていた。 まだ言葉は出ないこと、薬の減量による体調の変化などは特に見られないことなどを報告。 次回の予約をしつつ、やっぱりスーパーで買い物するときなんかに、勝手にどんどん歩いていってしまうこと、私の姿が視界から消えても、まったく気にとめていない様子などが気になっていることを話した。 先生は意外そうな顔。 「診察室では『ママ、ママ』という感じで、そういった様子は見られないから、心配していなかったんだけど。。。そういうことなら3歳になるまでに一度児童精神科の診察を受けてみましょうか」 とおっしゃった。 「3歳になるまでにということは、今はまだ診てもらうには早過ぎるんでしょうか?」 「いや、そんなことはないと思います。と言うより、今から予約をとってもかなり先になると思うんですよね~」 そう話していると、看護婦さんがササッと予診室の方へ行き、戻ってきて先生に何事がささやいた。 先生が私の方に向き直り、 「…今予約して1月くらいになるそうです」 と告げた。 1月。。。 「半年先ですか…」 「そうなんですよ~、じゃぁこのあと予診室の方で予約を入れていって下さい」 予約をとりにいくと、看護婦さんが手続きをしてくれた。 説明によると、児童精神科の初診は、平日の午前中に2回しかない。 1番目の診察受付は8時半。 2番目は9時半。 遠方の人が優先的に9時半になり、市内在住であるカノンちゃんは、ほぼ間違いなく8時半の方になるようだ。 特に都合の悪い曜日があれば申し出るように言われたが、いくら自分の都合と言えども、来年の1月の話じゃさっぱりわからない。 特にないですというしかなかった。 日にちを予約順に組み込み、10月の指定された期日内に、患者側から病院に電話をして、予約が何日の何時に入ったのかを確認しなければならないらしい。 なんか。。。すごいめんどくさいぞ(笑) 予約の控えをもらい、薬をもらう。 雨がひどかったので、直接家に向かう気になれず、アピタのダイソーへ。 ちょっとうろうろして外へ出ると、うまい具合に雨がやんでいたので急いで帰宅。 適当に昼食を済ませてカノンちゃんを寝かせる。 2時にりんちゃんを幼稚園まで迎えにいく。 下駄箱の前まで行ったが出てくる気配がない。 丁度そばにいた先生を捕まえて、りんちゃんを呼んできてもらう。 するとほどなく担任の先生が、右手にりんちゃん、左手にクラスメイトのKくんを連れて現れた。 なんか二人とも号泣してるではないか。 りんちゃんは、私を見つけると、「りんちゃんねぇ、Kくんに意地悪しちゃったのぉ~~」と泣き崩れた。 先生の話によると、Kくんが身長計で遊んでいる時に、りんちゃんが頭にくっつける部分を押さえたので、Kくんの指がはさまってしまったのだそうだ。 「りんちゃんも『やっちゃった!』っていう顔になったんで、悪いことしちゃったっていうのはすごくよくわかってると思うんです~」って先生は言ってくれて、ケガは指先にちょっと血がにじんだくらいだったけど。 私には、りんちゃんのお調子に乗っている様子が目に浮かぶような気がした。 あーあ、もう。 Kくんに謝り、りんちゃんにももう一度謝らせたけれど、Kくんは頑なにうんとは言わず、さよならしてもずっと泣いていた。 悪気があってやったわけではないので、りんちゃんへの叱責は難しいところだったが、とにかくお友達が遊んでいるところに急に手を出さないように、それから頼まれもしないのに余計なことをしないようにと注意。 「あとさ、月曜日にもう一回Kくんに謝っときなよ。『こないだはごめんね』って」 りんちゃんは素直にうなずいていた。 Kくんが許してくれないかも知れないけど、逆切れしないようにとも言い含めておく。 パパやママやカノンちゃんは、家族だから喧嘩してもすぐに仲直りできちゃうけど、お友達はそうじゃないこともあるから、もっとお友達を大事にしてよ、などとしつこく説教してから英語教室に送っていった。 帰宅してからピアノの練習。 夕食はラタトゥイユ。 茄子のおいしい季節だなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年07月02日 06時15分42秒
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