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カテゴリ:カノンちゃんのこと
朝りんちゃんの熱は下がっていたし、今日は半日保育なので幼稚園に送り出した。
ま、熱が上がったりしたら、連絡がくるでしょう。 療育手帳発行のお知らせが届いていたので、カノンちゃんと一緒に市役所へ。 福祉課で手帳を受け取る。 もらった感想は... 小さっ!! 勝手に母子手帳くらいのサイズを想像していたので、そのあまりの小ささ(10×7センチ)にびっくり。 生徒手帳がちょうどこのサイズだったっけ。 中には住所やら判定区分が書かれた裏側に、いろんな国の言葉でこう書かれていた。 これは、知的障害者が所持する手帳です。 これが問題の一文かぁ。 やっぱりそれなりに重い、かな? 表にも旅客鉄道運賃減額という欄に、知的障害者の文字があるけれど、文章になってる方が重い感じ。 医師には「軽度の遅れがあります」とだけ言われて、手帳の取得をすすめられて取得してこれを見たら、確かにズドーンと来るだろうな。 医師のやり方はちょっとズルイかなという気もする。 自分が直接親にショックを与えるのを避けたいって感じ。 もちろん「知的障害者」という言葉は、行政上の区分を表す言葉だから、医師は「遅れ」=「精神遅滞」=「知的障害者」ってことを、わざわざ親に言う義務は無い。 でもそこのところを言わずに、手帳の取得だけをすすめるのは、やっぱりちょっとズルイ感じ。 まぁ特に積極的に手帳をすすめられたってわけじゃなくて、取得は可能でしょうみたいな言い方ではあったけど。 児童精神科から小児神経内科に回ったカルテをチラ見した時に、「療育手帳をすすめた」って書いてあったから、余計に引っかかるのかも。 「遠回しにですが『障害』を告知しておきましたから」みたいで。 医者にはっきり言われた方が、親も肝が据わると思うんだけど。 手帳発行と同時にいろいろな行政の手続きができるようになる、ということだったが、カノンちゃんが該当するのは市から出る「心身障害者扶助料」といものだけだったので、書類を一枚書いただけでおしまい。 本人名義の金融機関通帳が必要と書かれていたので、カノンちゃんの郵便貯金通帳を持っていったら、市では郵便振込はやってませんとのこと。 なんだよ~、そんな大事なこときっちり書いとけよっ! あとで電話で銀行の口座番号だけ連絡すればOKということだったが、これが出直さなきゃならなかったりしたら暴れるぞ、私は。 障害福祉サービスガイドという冊子をもらって手続きは終了。 ひと仕事済んだ、という感じ。 カノンちゃんの発達が遅れているという現実を、形にして受け止められたと思う。 遅れを「障害」と位置づけることには賛否両論あるだろうけど、これが私の選んだ方向だ。 後悔はしてないつもり。←ちょっと弱気(笑) 手帳の取得は結論じゃなくて出発点だ。 カノンちゃんがどこまで知的発達を遂げることができるのか、今の時点では、医師にさえ予測はできない。 いわゆる「普通の子」になる可能性はゼロではないと言える。 でもそこを目標にはしない。 「普通の子」になれないかもしれないカノンちゃんを否定したくないから。 私の目標は、カノンちゃんができることを増やしていくことだ。 将来を悲観して、あれもできない、これもできないと悩むのはいやだから、今目の前にある課題をクリアしていくことだけを考える。 あんまり力を入れ過ぎず、適当にがんばっていこう。 カノンちゃんも適当にがんばってね^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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