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2006年06月09日
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半年ぶりの小児神経科での診察。
まずは甲状腺ホルモンの数値を確認しておくための血液検査から。
1時間近く待たされてから、ようやく採血。
カノンちゃんは看護婦さんに抱っこされた瞬間、私を悲壮な目で見た。
「ママーーーーーーー!」
という泣き声に、心を鬼にして処置室の外へ。
毎回採血の時は泣きっぱなしなのだが、今日は数分で泣き声が聞こえなくなった。
10分以上かかって採血終了。
看護婦さんが上手になだめてくれたらしく、看護婦さんに抱っこされて部屋を出てきた時は、泣いてはいなかった。
泣かずに採血が出来るなんて偉いジャーン!!
と思ったら、私の顔を見るなり号泣。
あー、怖かったね~。

診察までそれからさらに1時間以上かかった。
待合室(と言うか、今病院が改装中で廊下のソファーなんだけど)ではよそのお母さんとじゃんけんをしたり(註:まだじゃんけんのルールはわかってない)、ママに抱かれて眠っている赤ちゃんを覗き込んで「ママ!かちゃん(赤ちゃん)いる!寝てるね~!」と大声で私に報告し、赤ちゃんを起こしてしまいそうになったり、絵本の棚を見つけて本を引っ張り出して広げたりと、元気にウロウロしまくっていた。

ようやく呼ばれて診察室へ。
診察室に入るのを嫌がるカノンちゃんを引きずって先生にご挨拶。
カノンちゃんも一応「ちわー(こんにちは)…」と返していた。
血液検査の結果、甲状腺ホルモンの値は正常値。
微妙ながらも3語文が出始めていて、「遅れてはいるけれど、成長を見せている」状態。
先生と話している間に、カノンちゃんはおもちゃのカゴから首のとれた何かの戦隊ものの人形を持ち出してきて、「ボーケンジャ!これボーケンジャ。あ、かっけっちゃった(転んじゃった)ボーケンジャ、だいじょぶー(大丈夫)?」などとしゃべりまくりながら遊んでいた。
気になっていることを聞かれたので、まず横目で物を眺めたり、壁の模様を横目で見ながら歩いたりすることが、相変わらず継続していることを報告。
その点に関しては、前にも報告してあったことなので、あまり関心を示さなかった先生だったが、次の報告には「んん?」という感じの反応。
それは数日前と、数ヶ月前に見せたカノンちゃんの様子だ。
数ヶ月前はボーッとしていて、呼びかけにも反応を示さない妙な感じ、という程度。
しかし数日前のはもっと顕著で、食事のために家族と食卓に着いた時、さほど長い時間ではないが、まるでスイッチが切れたように一点を見つめて固まったのだ。
普通に昼寝もした日で、特に眠かったというわけでもないのに、それはもう見事にカノンちゃんの時間だけが止まっていた。
様子がおかしいことに気がついた旦那の呼びかけにも全くの無反応。
都合の悪いことは聴こえないフリをすることはあるが、そういう感じではなく、まったく耳に声が入って行く様子が無かったのだった。
直後は眠そうにする様子も無く、スイッチが入って普通に時間が流れ出したという表現がピッタリ。
普通に元気で、普通にゴハンも食べていた。

この話をすると、先生は「それはちょっと怪しいですね…」と難しい顔。
カノンちゃんには新生児けいれんを起こした過去もあるし、先生も私と同じように、カノンちゃんの時間停止がけいれんをともなってはいないけれど、てんかんの発作であるという可能性を考えたようだった。
半年に2回というとても少ない頻度だが「そういうことがあったなら、やっぱり脳波をとっておく必要がありますね」と先生。
検査の最中に発作が起きている状態でなくても、てんかんの脳波が出ているかどうかは一応確認できるらしい。
早速検査の受付に移動して、脳波検査の予約を取る。
決まった日程(6/28)を持ってもう一度診察室前へ。
看護婦さんと相談し、診察日は7/7に決定。





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Last updated  2006年06月12日 02時20分23秒
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