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テーマ:発達に遅れのあるこども(184)
カテゴリ:カノンちゃんのこと
りんちゃんの夏期保育も終了し、本格的な夏休みがスタート。
カノンちゃんの療育も、りんちゃん同伴だ。 が、メインプログラムの時間、つまり10:45~11:30の間、就園児以上の兄弟児は基本的に入室不可。 そこで、カノンちゃんには「ママとお姉ちゃんはトイレに行ってくるからお利口にしててね」と説明し、自由遊びが終わった時点でりんちゃんと一緒に退室した。 扉の外で聞いていると、「ママは?」「おねーちゃんは?」と先生に訊ねていたが、騒いだりすることはなかった。 そのまま外へ出て、りんちゃんとマックでジュースを飲んで時間をつぶす。 カノンちゃんが泣いてるのでは……とハラハラしながら待って、5分前くらいに戻り、こっそり様子を覗く。 今日はルールのある集団ゲームというプログラム。 並べられた豆イスに、子どもが座って「ちょうだい(註:言葉の有無は問わない)」と両手を出すと、先生が手に持った筒の上部からボールを転がし、筒の下で待っている子どもの手に落としてくれる。 子どもたちはそのボールを持って、離れたところに置かれたテーブルのところへ行く。 テーブルには4つのバケツが並べられているので、持っているボールと同色のバケツを選び、その中にボールを入れるというゲームだった。 カノンちゃんは落ち着いた様子で椅子に座り、ちょうだいのポーズをして、先生が回ってくるのを待っていた。 ボールを受け取ると、最初は色を見ず、先生がお手本を見せた時に使ったのが黄色だったので、自分が赤いボールを持っているのに構わず黄色のバケツに入れようとした。 先生に制止され、同じ色だよ~と言われると、ちゃんと赤いバケツに修正。 次のターンからは、色を合わせることができるようになった。 作業を完了させると、いつもなら「ママー、できたよ~!」と私に報告にくるカノンちゃん、今日は私の姿が無いので、豆イスに戻る時に、両拳を脇でキュッと後ろに引く「よしっ!」のポーズを小さくやっていた。 うおぉー、ケナゲだ~~~!!(←親バカ) 何度か椅子から立ち上がり、ふらふらしてはいたものの、椅子に座らなければボールがもらえないこと、ボールを間違えずに同色のバケツに入れると褒めてもらえることは理解していたようだ。 ふらふらしたあとは、ちゃんと椅子に座ってちょうだいポーズ。 ボールを受け取ると、きちんと作業をこなす。 やるじゃないか、カノンちゃん! しかしびっくりだったのは、それだけじゃなかった。 お友だちが取り落としたボールを、カノンちゃんが拾いに行ったので、横取りしてバケツに入れるのかと思ったら、なんと落としたお友だちに渡しに行ったのだ。 スゴいスゴい!! ちゃんと周りの状況を見るようになってきてるんだね。 部屋に戻ると、「ママー、できたよー!」とくっついてきた。 うんうん、できてたね。 「体操した!ボールした!」 と一生懸命報告。可愛いね。 先生にお聞きすると、このゲームの前にブーブーの中にボールを入れて乗り、テーブルにはさまれた通路を通って、向こう側にボールをおろして戻ってくるというゲームをしたそうで、順番が回ってくるまでは豆椅子に座っていなければいけないというルールを子どもたちはみんな理解してできたらしい。 カノンちゃんもやっぱり時々ふらふらしながらも、ちゃんと参加でき、今までは自分の番が終わって次の子に回す、というところで嫌がっていたのに、今日はちゃんとできたんだそうで、これまたびっくりだった。 今までは順番待ちなんてさせたら、子どもたちはエラい騒ぎになっていたのに、みんな成長したんだな~。 お弁当を食べて、買い物をして帰宅。 夕方になって、「りょーく(療育)、いった」「おもちゃ、そんだ(遊んだ)」「ボール、ゲーム、した」「○○せんせ(先生)握手バイバイした。さーならー(さよなら)って、した」 と楽しそうにしゃべっていた。 思い出してお話しするなんて、あんまりないので嬉しい。 次回はいつものグループ療育はお休み。 別の曜日に初めての個別療育が入っている。 どんなことをするのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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