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テーマ:発達に遅れのあるこども(184)
カテゴリ:カノンちゃんのこと
りんちゃんを実家に預けてカノンちゃんと療育へ。
今日は初めての個別療育。 園も初めての試みで、スタッフさんもてさぐりな感じ。 カノンちゃんはお部屋で保育士さん2人と遊ぶ。 私はスタッフの方と面談。 カノンちゃんは通い始めて1年以上なので、だいたいのことを分かってもらえている。 その上でこれからの対応などを話し合う。 初めは今後のカノンちゃんへの接し方に必要な気配り、二次障害を起こさせないための配慮について。 劣等感を与えないために、課題のハードルを低めに設定することや、萎縮させないために、感情的に叱らないことなど。 なかでも上の子を叱っているのを聞くだけでも、カノンちゃんのような子は、自分が叱られているように感じてしまったりするので注意が必要だという話は、今まで考えたことも無かったのでとても参考になった。 次に幼稚園の話。 やはり園としては、りんちゃんの通っている幼稚園は、カノンちゃんには不向きかもという意見だった。 私も「少人数で、設定保育を行なっている幼稚園が望ましい」という児童精神科の医師の見解を考えれば、ちょっとどうかな…と思っていたりする。 それでもあの幼稚園に通わせたいと思っている理由は、以前にも書いたように、姉妹を別々の園に通わせると、行事などが重なった時に困るから。 2年保育にして、少人数の園を探すことも考えたが、来年1年を今の療育園で過ごすのは、勿体無い気がしてきたのだ。 カノンちゃんは今、りんちゃんと関わることでとても伸びていると思う。 もちろん療育でも伸びているんだけど。 あと丸1年、2~5人のほぼ言葉の無い子どもたちの中に置くよりも、たくさんの子どもたちの中で揉まれてみるのがいいんじゃないかと。 もちろんそれがいい結果をもたらすのかどうかはわからない。 様子を見て、やっぱりついていくのが難しい、幼稚園でお客さんのようになってしまうのであれば、転園を考えなければならないかも知れない。 そこは柔軟に対応していきたいと思う。 転園に関しても、発達障害の子どもは環境の変化に適応しにくいので、それなら最初から2年保育の方がいいのでは、というお話があった。 でも、私の見る限り、カノンちゃんはさほど環境の変化に弱いタイプではないと思う。 初めての場所でも割と早くなじむし。 これから就園・就学などで、避けられない環境の変化は必ずあるのだし、ここで避けて通らなければならないほど、カノンちゃんに害をなす物ではないのでは? そしてなにより、りんちゃんが「カノンちゃんと一緒に幼稚園に通うこと」を楽しみにしてるってこと。 カノンちゃんは、普通の学校に普通に通える保証は無いし、姉妹が同じところに抵抗無く通えるのは、もしかしたら幼稚園が最初で最後になるかも知れない。 ここらへんは、カノンちゃんの障害についてを一番に考えているとは言えないけど、私的には大事にしたいところなのだった。 プレ幼稚園で、先生には既にカノンちゃんのことは話してあり、受け入れはOKということなので…… 頑張ってみておくれ、カノンちゃん。 スタッフさんも、少人数のところをすすめるけれど、決定はもちろん親にゆだねるし、その決定に合わせてフォローしてくれるとのこと。 ってなことを話し、それならどこの園にするにしても、幼稚園入園を視野に入れて、これから週に1度母子分離の日を入れていくということも、以前からそういう話はあったが正式に決まった。 言語療法士の勉強をされているボランティアの方がカノンちゃんの様子を見てくれていて、やっぱりまだ多い少ない、大きい小さいなどの比較の概念がしっかり身に付いていないことなどを確認していた。 月末に行なわれる個別療育のプログラムに、この辺りを考慮してもらえるのかな? 普段から意識して比較の言葉を使ってあげるようにするといいのかも知れない。 こんな感じで初の個別療育は終了。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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