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テーマ:発達に遅れのあるこども(184)
カテゴリ:カノンちゃんのこと
先日購入した靴に、リングを付けた。
靴は、甲の脇にゴムの入った部分のある昔からある形のシンプルな物。 ↓こんなの。 リングはいわゆるカードリングと呼ばれる物で、単語帳なんかに使われているリングだ。 ↓こんなの。 ここに指を引っ掛けさせて、カノンちゃんに自分で靴を履いてもらおうという作戦。 以前にも似たような事をやったのだが、リングがこれじゃなくてクリップもどきで、突起があり、カノンちゃんの指に刺さってしまいそうだったので、自分でやらせることはほとんどないまま不成功に終わっていた。 今回は指に当たると痛い可動部分を靴のループの中に入ったままになるように縫い付けて完璧! カノンちゃんは、靴は自分ではうまく履けないという意識を持ってしまっているので、最初は「ここに指を掛けるんだよ」と手を取って教え、形だけやらせて実際は手伝って履かせた。 履けたという感覚を覚えてもらったうえで、まったく手を貸さずにやらせてみた。 まず、履く足と同じ方の手で引っ張るように誘導。 それから靴に指を引っ掛けた方の手の腕が、足の外側に来るようにさせる。 この手足の位置が逆になってしまうと、引っ張る方向と足を入れる方向が合わなくなって、靴が斜めになってしまうのだ。 かかとをつぶさないように、最初からリングを引いた状態で足を入れてもらうと、ストンと簡単にかかとがおさまった。 カノンちゃんも自分でできたことにビックリしたように「履けた!」と目を丸くした。 履けたねー!!スゴいスゴい!上手じゃん!と褒めまくる。 カノンちゃんも嬉しそう。 私も嬉しい。 しかし一度成功したからと言って、いつもやってくれるわけじゃないのだった。 成功するときも、手足の位置、リングを引くこと、靴の向きを変えないように足を入れることを、手は出さなくても言葉で誘導する必要がある。 でも、これは成功回数を重ねることで解決できる問題だろう。 頑張れ、カノンちゃん! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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