あれから
このブログを開設してから、十数年が経ちました。カノンちゃんも、もうすぐ19才。ここまでの経緯をざっと記録しておきます。小学校卒業までは普通級で過ごし、中学校は支援級にしました。普通級では、周りの子達に助けられながら楽しく過ごしていたのですが、高学年になると、先生の目の届かないところで、トイレ掃除や委員会の仕事など、面倒事を同級生に押し付けられるといったことがしばしば見られるように。6年生の時の担任が、こちらに赴任する前に、中学校の支援級を受け持ったことのある先生で、色々相談させていただき、熟考の末、支援級を選びました。本人は、またみんなと一緒に普通級で過ごせると思っていたので、支援級を選ぼうと伝えると、泣いたり怒ったりし、説得にさほど時間が掛かったわけではないものの、やはり親としてはツラかったです。入学後、普通級への通級時に、小声でイヤな事を言うようなクラスメイトもいたので、この選択は間違ってなかったと思います。中学生なんてまだまだ子供で、自分の事でイッパイイッパイで、更に勉強や部活に追われて余裕がない。障害のある子が、そういった子供たちにストレスの捌け口にされることは、残念ながらよくあるのが現実です。この頃には勉強もついていけなくなっていたので、普通級に拘る必要もありませんでした。ここからは、将来の就業に向けて、とにかく出来ることを増やしていこうというスタンスになりました。中学校卒業後は、特別支援学校の高等部に進学。3年間で、お休みしたのはコロナワクチン副反応の1日のみ。本当によく頑張っていました。今年3月、特別支援学校高等部を卒業。この春からサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)併設のデイサービスで働いています。今のところ、無遅刻無欠勤です。基本的な家事、お金の使い方、銀行の利用の仕方、電子マネーの扱いなどなど、学ばなければならないことはまだまだてんこ盛りですが、これからもゆっくり頑張っていけたらいいなと思っています。