りんちゃんのブレスレット
朝、旦那からの電話で目が覚める。天気が悪そうなので、予定より早めに帰るという連絡だったが、ちょうど8時半。「仮面ライダー見た?」「ラスト10分くらいしか見てないけど」「ごめん、ビデオとり忘れた。。。」「…そうか。。。」旦那は『もう取り返しのつかないこと』については怒らない主義なので助かったけど、申し訳ないことしてしまった。頼まれてたのにね~。すまんね。テレビをつけるとプリキュアのOPが流れてきた。りんちゃんを起こしにいくと、なにやら文句をいいながらもぞもぞしていたが、プリキュアの歌に気がつくとガバッと起き上がり、「あっ!プリキュア始まってる!急がなきゃ!急がなきゃ!」と、じたばたしながらベッドを降りていった。私はそのまま二度寝。プリキュアが終わってからりんちゃんに起こされる。一応軽く朝食はとったが、ばーちゃんの誘いで喫茶店でモーニング。トーストとヨーグルトがついてくるおいしいコーヒー屋さん。じーちゃんがコーヒーチケットを入れてくれているので、カノンちゃんの分まで注文して満喫。ばーちゃんが赤ちゃんデパート水谷に行きたいというので、久しぶりに行ってみる。被布を見たのだが、着物を持ってきて合わせてみないとわかんないね~ということになり、今日は買わずじまい。りんちゃんがはめていたブレスレットをはずして、店内の床に置いたりして遊んでいたので「そんなことやってると失くすよ~」と何度か注意したが、おかまいなしに遊んでいる。それ以上言うのも疲れるので放っておいた。食料品を買いにユニーへ移動。買い物を始めてしばらくしたら、りんちゃんが「ない!」と騒ぎ出した。ブレスレットがない。「お店に置いてきちゃった~…」泣き出すりんちゃん。「ホラみや~(訳:それ見たことか)ママ何遍も言ったがね」その辺に落ちてないかとばーちゃんと探しまわりながら、「りんちゃん警察のおまわりさんにお願いして、ブレスレットもらってくる~(泣)」なんて言っていた。遺失物を警察で預かる、なんていつ知ったんだろう?とは言え、百均で売られているようなブレスレットが、警察に届けられるはずもない。車まで探しにいって見つからなかったので「まー今日は諦めや~」と言ってみたが「諦めたくない!!」と言い返された。買い物を済ませ、まだグチグチ言っているりんちゃんを車に乗せて、ばーちゃんも一緒に帰宅。ばーちゃんに言われて水谷へ電話をしておくことにした。もしあったら電話をくれるというのでお願いしておく。りんちゃんは店に電話をしたことで納得した様子。ようやく機嫌がなおった。まもなく旦那が帰宅。しばらくしてじーちゃんがばーちゃんを迎えにきた。旦那とカノンちゃんは昼寝。遊んでいたりんちゃんが、突然「あっ!」と叫び、「これポケットにあった!」とブレスレットを見せにきた。おまえ。。。_| ̄|○ばーちゃんに電話をかけ、りんちゃんに受話器を渡す。「あのね、これ(電話だから見えないぞ)車にあるかと思ったんだけど、りんちゃんのスカートのポケットに入ってたの!車にあるかと思ったんだけどね」ちゃんと説明してるからスゴイ。夕食は唐揚げだった。早めに食事にしようと思っていたわりには支度が遅くなった。そろそろ揚げはじめるから、片付けてテーブル出してね~と旦那に頼む。カノンちゃんはまだ寝てるんだね~と様子を見てキッチンに戻ると、旦那が「地震!!」と叫んだ。私は立っていたので気がつくのが遅れた。直後経験したことのない揺れがきて、ガラス窓がガタガタ鳴った。旦那は本棚を押さえ、私はカノンちゃんの横でオロオロしていた。りんちゃんは旦那の足につかまっておびえていた。カノンちゃんは…寝ていた(笑)揺れは1分くらいは続き、このまま東海地震に突入するのかと思ったが、そこまではいかず徐々におさまった。すぐにテレビをつけると、地震の震度よりも津波注意報の方がバンバン出ていた。余震があるかも、とニュースで言っていたので怖かったが、とりあえず唐揚げを揚げて食べる。娘どもも寝静まり、旦那もそろそろ寝るから、と歯を磨きに行った12時近く。再び地震。今度は私は寝そべっていたので、旦那より早く気がついた。「パパ!きた!!!」旦那が歯ブラシをくわえたまま飛んできて、カノンちゃんのベッドのそばにある本棚を押さえる。冷静に考えたらカノンちゃんを移動させるべきだと思うけど、そのときは思い付かなかった。私はすぐとなりのりんちゃんの寝ている部屋へ。さっきの揺れより激しくて、テレビの上に置いてあったガラス製の写真立てが落っこちた。長い揺れがようやくおさまって見にいくと、写真立ては欠けていた。が、破片が見当たらない。娘どもが触ったら大変!と必死で探したが結局見つからず。あぁ、明日は朝イチで掃除機かけなくちゃな~。