花音の奥さま生活日記

今日、夕飯の買い物を終わらせ帰宅する途中に
犬を5,6匹連れて散歩する女性がいた。(もしかしたら犬の散歩屋さんかもしれません）

私の前を歩いていたので何気なく見ていると
みんな同じところでマーキングする
つまりみんな同じタイミングで、同じ場所でおしっこをする
とっても器用な、立派なワンちゃんだなーーー
と思って感心していたのだが、ふと私が飼っていたオリーブ(愛犬）のことを思い出した。

18年前に我が家にやってきたオリーブ
彼女は去年、私の誕生日の前日に息をひきとった…
私はその頃イギリスにいたのだが、母から知らせを受け
大泣きしたのを覚えている…


親バカかもしれないがこのオリーブは、

世界で一番かわいくて
世界で一番お利口さんで
世界で一番好かれているワンちゃんである
(愛犬家の皆さんはみんな同じ事を自分のワンちゃんに感じていますよね！）

私は彼女と小学校受験を共にし、
思春期を共に過ごし、
大学受験を一緒に乗り超えた

私が寂しい顔をしていると
隣でスリスリしてきてくれる彼女
私が泣いていると
私の膝の上で甘えてきてくれる彼女
“お風呂に入らなくちゃねーーーーーー”というと
ブルブル震え、体いっぱいで抵抗する彼女
“散歩行くよーーーー”というと
大喜びなのだが
玄関を開け、雨が降っているのを確認すると
今日はやめておこう！！！と私の顔を見上げ、訴えてくる彼女


そんな彼女を思い出すだけで私は未だに涙してしまう…




私の青春の半分以上は彼女と過ごし、いろいろな面で助けてもらった(自分が子供を持った際には、動物を飼い、動物と交わす愛情を感じてもらいたい）




しかし



この私は




1つだけ



彼女に対して




謝らなければならないことがある！！！！！！




それは…

彼女が我が家にやってきた時、私はまだ小学生であったため


全ての犬は、雄雌関係なく…おしっこは足を上げてするものだと思っていた。



しかし当初


一緒に散歩に行っておしっこをするときも


彼女は足をあげない…(当たり前なんですよーー女の子ですから）


そこで“ちゃんとしつけなきゃ！！！”と正義感でいっぱいだった小学生の私は


嫌がるオリーブの足を

散歩に行くたびに無理やり上げた(大満足だった）


こうして彼女はいつの日か
おしっこは足を上げなきゃいけないんだーーー
と勘違いしてしまい、

おしっこをする度に足を上げた…


きっと犬の世界では変わり者扱いされていたことでしょう…
“あいつ女のくせに、何やってんだーーーーーー？？？？”
と周りの犬から軽蔑視されていたかもしれません



ごめんねーーーーーーーー泣！！！オリーブ！！！
お母さんを許しておくれーーーーーー



女の子っておしっこするとき足を上げなくていいんだね！えへへ


君の野生の本能が正しかったみたいでーーーす！！！

今更…