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私には、このブログでも何度も登場している インドネシア人の大親友がいる 彼は男の子が好きな男の子で、私の8才年上 イギリスで知り合った彼とは大親友でありながら、お兄ちゃんのような存在なのです♪
そんな彼から昨日メールをもらいました そしてそのメールを読んでショックを受けた私…
彼はかれこれもう10年以上ロンドンで暮らしています 相棒もちゃんと見つけ、二人で家も購入し、幸せな毎日を送っています←ゲイの彼にとってロンドンはインドネシアより住みやすいのです。インドネシアはアジア最大のモスラム教なので(といっても彼は中華系の血を引くインドネシア人で仏教なのですが)ちなみに昨日ふっと見つけた本によると、世界で9国は同性愛者が死刑になるそうです…最悪ですね。 本当に面倒見のいい、そして何よりも大変明るい性格の彼は 友達もいっぱい!!!!!! 本当にみんなに愛されて、楽しい生活を送っているのです♪
しかしここまで至るには色々な経験をしてきた彼 インドネシアからイギリスに来るには本当に大変だっただろうし←一部のお金持ちしかそんな余裕はありませんね。物価がぜんぜん違うのですから…10人兄弟の末っ子だった彼は幼い時から道端でバナナを売っていたそうです 異国の地で10年もの間、暮らしていくためには辛い仕事も乗り越えなくては行けなかったはず←イギリスではまだまだ陰に隠れて人種差別が見え隠れしているように思う私。イギリスに限らず、どこの国でもそうなのかもしれませんが…特にアジア人に対する風当たりは強いイギリス(そういう時、日本人は別なんですよね。同じアジア人として複雑な気分です)
でもだから 法律を守らなくていいという事ではありません←世の中大変な思いをしている人は、星の数ほどいます 彼も痛いほど分かっています それでも過去にした過ちはもう今となってはどうすることもできない 不法滞在 約5年間の間、パスポートやビザを更新することなく過ごした彼 イギリスには沢山いるんですよ、不法滞在←特に貧しい国の人にとっては、これも一つの生きる手段なのです でも皆がやっているから、大目に…というわけにはいかないし 何よりも今彼は大変辛い立場にあり、過去の過ちの代償を受けようとしています
それは強制帰国
何とか弁護士もつけて パートナーシップのビザを得ようと2年間頑張った彼←パートナーシップのビザとは、パートナー(恋愛、婚姻、同性愛関係にある)がイギリス人の場合に申請されるビザのことです。同性愛者のほとんどはこのビザを取得するのに必死です。 しかし、先日、移民局から通達があり 「最終決定はまだだが、直ちに仕事を辞めなければいけない」とのこと 彼もそれを聞き、現実を受け止め 最悪の状況を考えて、インドネシアへの帰国のことを考えているようです
親戚にも問題を抱えている彼 イギリスでの生活に慣れた彼にとって、インドネシアに戻ることは怖いようです 彼の相棒も相当ショックを受けているはず…
それでも法律の壁はどうすることもできず ただ全てが、少しでも彼にとって良い方向に向かってくれるのを 祈るばかりです…
イギリスに行く前は「不法滞在だなんて」「法律を破るなんて…」とテレビを見ながら呟いていた私… 現実に直面して、色々な人に出会って、 テレビの前では分からなかった色々な思いが、少しだけ分かるようになってきた今、 生きるって本当に大変なことだな、みんな生きるのに必死なんだよな…と改めて感じる私です
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