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テーマ:ノスタルジー(55)
カテゴリ:ショート
ぼんやり過ごす午後。 今のは夢だったのか、うつつだったのか?? はて??と、首を傾げながら、ほんのりとシアワセになったりするアレでございます。 頃は三月、桜にはまだ早い春の、ポカポカ午後のことでございます。 奥さんにたのまれて、わたくしは、ベランダで洗濯物を干したりしていました。 ベランダの向こう側は、雄略天皇の御陵で、こんもりとした雑木林。 御陵と人の住む街とは、朽ちかけたコンクリートの柵で、緩慢に仕切られています。 此岸と彼岸の境は、実に曖昧なものなのですね。 見るともなしに眺めておりますと、 柵の隙間から、たぬきがひとり、這い出してきて、 ちょこんと座ると振り返って、来し彼方を見つめています。 しばらくすると、たぬきがもうひとり。 ふたりは、しばらく、お互いの目と目を交わし、 見つめあったまま、街の方へと歩き去っていきました。 実に仲睦まじく、身を寄せ合うように・・・・・・・。 はて? あれは、春の陽なかの夢だったのか、それともうつつだったのか?? ポカポカ陽気に、うっとりとシアワセ気分になれましたのさ。 【本日の日記】 これは、実話です。 solyaの住む街は、そんなに田舎じゃござんせん。 それでも、いたちに狸、うぐいすくらいは住んでいるようです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 人気blogランキングに参加しております。 ひとつご協力のほどを・・・・・。m(_ _)m ↓ 人気blogランキングへ solyaのもうひとつのブログです。 ↓ Y&MIKI CONCEPTUAL LINK solyaの盟友の作品です。 ↓ 食の写真素材集/MARUK お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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