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テーマ:京都。(6118)
カテゴリ:神社めぐり…京阪神・奈良
1週間前の日曜日(1/15)に京都の御蔭(みかげ)神社へ行きました。 この神社は、毎年 葵祭の前(5/12)に下鴨神社への神迎えの御蔭祭(古称:みあれ祭)が行われるところです。 葵祭の前に必ず行われるこの神事は、古代の賀茂氏によって始められたもので、それが今に伝わっているものです。 前から興味はあったのですが、たぶん一般人は行けないような所にあるんだと思ってました。 ですが、このあいだ松尾大社で出会った人から、「上賀茂神社へはまだ行ったことはないのですが、御蔭神社には行きました…」と聞いて、ぜひ行ってみたいと思ったんです。 御蔭神社は鴨川の支流、高野川の上流を比叡山の方向へ。 叡山電鉄「八瀬比叡山口」駅を降りてしばらく歩いたところにあります。 途中から林の中のゆるやかな道となりますが、きちんと整備されているようで、きれいな道です。 木々の間から、気持ちよく日の光が差し込んできます。 なんとなくすがすがしく気持ちのいいところ。 杜の樹々に囲まれた一角に、社殿がありました。 誰もいなくて、ただ社殿がポツンとあるだけなのですが、不思議と厳粛な存在感があります。 何種類かの野鳥のさえずり、そして遠くから水量豊かな急流、高野川の水音が聞こえてきます。 それ以外には何もなく、だれもいません。 そして樹々の間からの木漏れ日がまっすぐに朱色の瑞垣に当たって明るく輝いてます。 こんなに気持ちの良い場所はホントに珍しいです。 じっとたたずんで空を見上げてみたり… ここに来られてヨカッタとしみじみ感じました。 この日はまず下鴨神社に寄ってからここへ、そして賀茂波爾(はに)神社、そしてまた下鴨神社へ。御蔭祭の行列や行事の順路をたどってみました。 下鴨神社では小正月のお粥祭のお粥を食べたり、結婚式のカップル(花婿は外国人?!)に出会ったり… 夕方、2回目に寄ったとき、ふと幣殿(本殿のまん前です)に上がってお参りしたくなりました。 具体的にはなにも考えずに、ただ案内にしたがってすませたのですが‥ すがすがしい感覚が胸一杯にひろがって、もういちど森の中に戻ったようでした。 神社へただ行くことで現実的になにが変わるわけでもなく、現実に戻ればまた喧噪の日々かもしれませんが‥ それでも、そこにいるあいだは、こころにあったかい湿布をあてるような感じがします。そういう感じはやっぱりいいんじゃないかな…。 そして杜の中で遠い遠いいにしえのことを二重写しのように想像してみると、誰もが何かいいものを感じとるかもしれない。 それをつたえていくと何かいい拡がりが生まれるように思います…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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