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カテゴリ:神社めぐり…京阪神・奈良
(写真は去年10月の上賀茂神社です) おとといの朔日、大阪市内の本町へ行きました。 予定より早く用事が終わってしまって、ポッカリ空いた時間をどうしようとチョット考えて…坐摩(いかすり)神社へ行きました。 オフィス街のどまんなかにある坐摩(いかすり)神社がかなり古いとは聞いてましたが、予想以上の古さでした。 坐摩神は水脈を守る神、宮中の土地を守る神など5柱の総称で、神武天皇が宮中にお祀りし、神功皇后が今の大阪市・石町付近にお祀りしたという伝承があります。 境内は、綺麗に掃き清められていてちょっとしたオアシスの空間になってます。 由緒書をもらおうと社務所に行ったところ、神職の方が少し嬉しそうに、くわしくお話ししてくれました。 陶器でできた狛犬、 あとで気づいたのですが珍しい三ツ鳥居、 そしてご神紋が鷺丸(ちょっと前のJALのロゴの鶴が鷺になったような紋)ですので、拝殿前に綺麗な白いサギ草の植木鉢が置かれていました。 本殿の前まで行くとフッと清々しい空気。奥には菊の御紋もありました。 あまりにも古い伝承に三輪山の神様や上賀茂神社を思い出しました。 そのふわっとした気持ちで、おみくじを引いてみたところ… 第一番 大吉でした?! 和歌はこの神社にもゆかりの明治天皇御製… …もうビックリです。 せっかくだから、この神社が最初にお祀りされた場所にある行宮にも行こうと思い立って地下鉄で移動。 ビルのあいまのほんの小さなスペースに祠と神功皇后ゆかりの1mくらいの磐座がありました。 この行宮は旧淀川の岸に近く、古代の港、平安中期以降は熊野詣でに向かう貴人達が船から下りて熊野を目指してゆく熊野街道の起点になったところでした。 秀吉によって移転を命じられるまでは、坐摩神社はこの地にありました。 上町台地の北端、古代は海に向かう岬の突端だったらしいです。 すぐ東には大坂城、川向こうには大阪天満宮があります。 このあたりはちょっとしたエネルギースポットだったのかもしれませんね。 いまは自然のまったくない大阪の街中に立っても、これからは白鷺の舞う古代の港や美しい松原を想像できそうです。 * * * ……自分の気持ちの中では、2日前の日曜日に京都の神社へ行ったこととつながってるような気がしました。 松尾大社の奥の松尾山で聞いたウグイスの声。 神様の寝息のようなセミの声。 滝の音を聞きながら浮かんだ言葉…「水のようになれ」 上賀茂神社のせせらぎの水音、御物忌川のなかで眠る白鷺…。 水脈を守る神様、坐摩神社のおついたち参りに偶然結びついたのも何かの御縁かなと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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