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12/3にまた春日奥山の登拝に行ってきました。 9/26の日記で書いたのが秋の峰(9/24)、今回が冬の峰です。 春日大社というと、鹿がいて朱塗りの美しい社殿があって、 観光地というイメージが強いですけど、 その後ろにある御蓋山(みかさやま)、春日山などの奥山は 古代からずっと守られてきた聖地だったんですね。 御蓋山の頂上の本宮神社。 そして春日山の方へ。高山(こうぜん)神社、鳴雷(なるかみ)神社、 神野(こうの)神社、上水谷(かみのみずや)神社、大神(おおみわ)神社 …主に水の神様です…。 ふだんは禁足の地。年に4回だけ神職さんの案内で行くことができるのです。 幸いにも気持ちのいい晴天。 朝は雲の間からきれいな朝日が顔を出してくれました。 参道を歩くとあちこちにかわいい鹿の姿。 そうそう、祓戸神社の前。綺麗なイチョウの葉が舞い落ちて色合いが綺麗。 本殿の前も、やっぱりイチョウの葉っぱの黄色い絨毯が社殿に映えて思わず立ち止まってしまいます。 御蓋山(みかさやま)を登り始めると、すがすがしい感じが漂ってきます。 頂上には、本宮神社。 お話をする神職さんの後ろから、日光が射してまぶしい。 「チチッ」というかわいい声に見上げると、神社前の木の枝に黄色いキセキレイが留まって、スッと飛んでいきました。 古くは、おおやまとひむかい神社といわれた所とか。 磐境や磐座が点在しています。遠く鹿島の神様が東からこちらの峰に来られたという伝承…。 ここから少し下ったところ、木々に囲まれた小道はホントに気持ちいいです。 春日山の神野(こうの)神社の近くの木立も、なぜか涙が出てきそうになる、おだやかでやさしいところです。 鳴雷神社は、明治初めまでは、香山龍王(こうぜんりゅうおう)社と呼ばれ、奈良時代から雨乞いの神事がたびたび行われてきたとか…たしかにそんな感じ、凛とした雰囲気です。 ところどころにはかなり大きな杉の大木があり、せせらぎがあり、歩く疲れも吹き飛ぶような景色の変化です。 地面を見ると、もみじの葉が綺麗にしきつめられて、ふわふわの宝石のよう。(チョットいいすぎ(笑)) 若草山では、やっぱり鹿たちが迎えてくれて、西に傾いた太陽からはきれいな放射状の光の帯。 そして春日大社の境内へ戻る道は、オレンジ色の夕陽と、赤、黄色、色とりどりの紅葉。 今年はその日までまったく紅葉を見られなかったので、スゴクうれしかったです。 直会が終わって帰り道のまっくらになった参道、おん祭のとき神様が通られる道を歩いていると、ぼうっと前の方に明るい光と影。 ふりかえると満月に近いきれいな月! 天の原 ふりさけみれば春日なる みかさの山に いでし月かも の月ってこんな月かも。 その日はやさしい日の光がずっと見守ってくれて、最後にはあかるい月が見送ってくれた心あったまる日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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