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カテゴリ:神社めぐり…京阪神・奈良
もう3週間近くたちますが、3月13日に春日大社の勅祭、春日祭に参列しました。 去年の春に春日大社の一般向け講習会(学びの会)で、春日祭の儀式の流れ、神饌(しんせん)、装束についての解説を聞いて、ぜひ行ってみたいと思ってました。 今回、初めて行けることになったので、かなり早めの時間に行きました。 神事の始まる前の境内はやっぱりすがすがしいです。 参道のまんなかには勅使やお祭りの列が通るために、黄土色の砂が敷かれ、きれいな筋が引かれています。 9時から開始、約3時間半の神事。楼門は閉められての神事となります。 祓戸の儀は、祓戸神社前で行われるので、広い境内のなか、参列の場所が移動します。そしてまた、本殿の前へ。 平安時代の装束で、850(嘉祥三)年以降、連綿を伝えられてきた所作で、ほとんど無言で神事がすすみます。 御棚の神饌を勅使自らが、本殿へと運び…御祭文奏上、御馬の牽廻、直会の儀、和舞、拝舞…など。 座っているところからは見えなかったり、聞こえなかったりするものも多くて、なかなか実感がわきません。 ただ、平安時代から続く神事に参列しているという静かな感動があります。 自分が今ここにいることの不思議さ…。 春日大社へ何度も来て、実際に歩いてみたり、伝承を聞いたりしているうちに、少しずつ古人の想いや伝統を知るようになって、それも大きな喜びです。 春日大社の数々の社殿は、春日祭のために建てられ、お供えの『春日社醸酒』は境内の酒殿で、特殊な神饌は、神職自らが潔斎して調理しているそうです。 印象に残ったのは、和舞(やまとまい)の優美さと、御幣物(ごへいもつ)の静かなエネルギーでした。 これで、三勅祭(葵祭・石清水祭・春日祭)すべてに参列できました。 神事の重厚さを全体を見渡しながら見ることができるのは石清水祭ですが、 春日祭の良さは、厳粛な神事にもかかわらず、どこかゆったりした雰囲気が感じられるところですね。 今年になって初めて訪れた春日大社で、このあと知り合いの人と夕方までずっとゆっくり話ができたのが一番うれしかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月01日 22時39分47秒
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