可惜夜〈あたらよ〉
可惜夜〈あたらよ〉=明けるのが惜しい、すばらしい夜のこと今日出会いました、すばらしい言葉ですねえこんな夜を体験できる人は幸せみなさんはいかがでもちょっと読めません、この字日本語ってすばらしいけど難しい検索して見つかった俳句・短歌です◇可惜夜の桜かくしとなりにけり 齊藤美規「あたらよ」に「桜かくし」、解説がないとなにがなんだかわかりません。「桜かくし」は桜に降る雪だそうです。これはもう風流の極致。◇あたらよの 月と花とを 同じくは 心知れらん 人に見せばや 源信明 後撰集103◇あたら夜を 伊勢の浜荻をりしきて 妹恋しらに見つる月かな 藤原基俊 千載集◇玉くしげ 明けまく惜しきあたら夜を 衣手離(か)れて独りかも寝む 読み人知らず 万葉集専門家に解説してもらわないと正しい意味は良くわかりません。でも「あたらよ」からなんとなくわかるような・・・昔の人は風流だった負けずにがんばらなくちゃ