ヌルデと五倍子
畑に行く途中、頭上に見慣れないものが・・・なんだろう、木の実にしてはおかしな形してるな左がそれ、右の写真はその木の葉っぱです いつもお世話になる《園芸ナビ》(ここです)に質問木はヌルデで、写真のものは虫こぶだと教わりましたこれが役に立つんだそうですねヌルデウルシ科ウルシ属 落葉低木・小高木別名:フシノキ、カチノキ(カツノキ)ヌルデの名は、かつて幹を傷つけて白い汁を採り塗料として使ったことに由来するとされる。ヌルデの葉にはヌルデシロアブラムシが寄生し虫こぶ(虫嬰)を作ることがある。五倍子(ごばいし) ヌルデにできる虫こぶのことを五倍子といいます。 これは、ヌルデの若芽にアブラムシ科のヌルデノミミフシが寄生して、枝の翼に卵を産み付け、それが耳状にふくれて虫こぶになります。 この虫こぶは、タンニン質が豊富でタンニン資源として用いられていました。 秋に、虫こぶの殻を破って成虫が飛び出す前に採取し、熱湯に浸して殺虫して乾燥したものが生薬の五倍子(ごばいし)です。 また、ヌルデノミミフシの成虫は、オオバチョウチンゴケで越冬して、また翌年ヌルデの枝の翼に産卵するという生態をもっています。