お遍路・樒の栽培、樒の花
晴れ、22km巡拝:65番三角寺(H=500)、別格13番仙龍寺(H=230)宿:一野家旅館(四国中央市(旧川之江市))3日目にして、ようやくアスファルト道路を離れて山道を歩けました足裏に優しい落ち葉の道で、これなら足のマメも大丈夫です今日も半袖のTシャツで歩きましたが、汗をかきました。コンビニで昼食のおにぎりを用意して、標高500mの三角寺へそこからさらに780mの峠を越えて下ったところが三角寺の奥の院、仙龍寺です。山の中の寺院はどうしても印象に残ります仙龍寺は周りを緑に囲まれて、後ろの高い絶壁に面して建っています回り道になりますが、やっぱり別格にも巡拝してよかったなあ、とつくづく思いました。仙龍寺から銅山川に沿って歩き、全長1,260mの堀切トンネルを通ります何度通ってもトンネルだけは嫌ですが、そうも言っていられません(笑)この辺りは宿が少なく、少し逆戻りになってしまいました。道中、みかんのお接待に感謝!明日、明後日も宿が少なく、66番雲辺寺と別格15番の箸蔵寺の巡拝順序など行程の組み立てが難しく、宿で遅くまで検討してやっと結論を出しました。考えてみると、明日の行動を自分で決めるという、この過程そのものがお遍路の楽しみかもしれません。歩き出しての3日間、珍しく数人の逆打ちのお遍路さんに出会いました。そういえば今年は閏年、「閏年に逆打ちを行うと倍の御利益がある」というような話もあるのでそのせいかもしれません。※「逆打ち」とは、一番から八十八番まで順番に回っていく「順打ち」に対して、八十八番から一番へと逆に回って参拝することを言います。当然のことながら、順打ちに比べて難易度は相当高いと聞いています。道中、樒畑を通過。かなり広範囲な面積に栽培されているようですおそらくこの地の産業なのでしょう。ご夫婦で収穫の作業をしておられる現場を三ヶ所通過ちょうど17日からのお彼岸の入りに向けて出荷準備の最中とのことでした。下の写真は樒の花です