カトマンズ―水事情
ネパールに着いた翌朝、ホテル周辺の散歩あまり高い建物はなく、せいぜい三階建てその屋上に洗面器を重ねたようなものが目に付いた。あれはなんだろうと気になるのでトレッキングガイドのフルーバに聞くと水のろ過装置だと教えてくれた。しばらく行くとこんな光景に出くわしました。チョロチョロとしたたる水をオッチャンは辛抱強く容器にためています。かなり時間がかかりそうですがそこは万事がビスターリ(ゆっくり)の国そんなことは一向に気にしないということ。聞くところによるとカトマンズでは水道の給水が二日に一度でしかも二時間おまけに水圧がないので2階や3階では使えない。水量も足りないので井戸を掘っているという。水道水にしろ井戸水にしろいったん地下のタンクに溜めて屋上のタンクへポンプアップそこから改めて各階へ給水するそういうのが一般的なのだそうです。右の方に黒いタンクが見えます。これが屋上の貯水タンク、左がろ過装置です。ろ過の仕組みについてはよくわかりませんが砂を通して濾過していると聞きました。ボクたち旅行者はどうするのかというと飲料水は、ミネラルウォーターか沸騰水さすがに生水は口にできませんでした。これに比べると、日本は幸せです蛇口をひねればいつでもきれいな水がほとばしり出るのですから。