川端康成の万葉歌碑
昨日の山の辺の道で、ちょっと面白い歌碑に出会った地図に、「川端康成の万葉歌碑」と書いてある場所がわからないので、桧原神社におられたボランティアガイドの男性に訊いたら教えてくれた桧原神社から西へ100メートルほど行ったところに井寺池という二つの池の真ん中の堤防にあると日本に一つしかない珍しい歌碑ですよというへー、どういうことですかご覧になったらわかりますよこんな問答の末、彼はいきさつを教えてくれた川端康成が現地に来て、自分が書く歌と建碑場所と碑の形を自分で決めたそれは昭和四十七年一月のことであったところが約束の文字は書かれないままその三か月後に川端康成は亡くなった川端康成の万葉歌碑、日本武尊の歌「大和は国のまほろば たたなづく青垣 山こもれる 大和しうるはし」ではなぜこの碑があるのか、ここがみそなのだ桜井市の関係者が奥様の許可を得てノーベル賞受賞式での記念講演原稿「美しき日本の私」からこの歌の文字を集めて建碑したというのだペンで書いた字を寄せ集めたものを碑にしたというなるほど、そう言われれば碑の文字はぎこちないボランティアの方に会わなければ、こんなことはわからずに通り過ぎた事であろう同上、碑とこの説明を書いた石がセットで並んでいるこの話とはまったく関係がないが上記の井寺池の近くにこんな碑があったこちらはまだ建ってから日が浅いようだ(除幕式は二年前の6月18日)オルゴールがセットになっていてボタンを押すと歌が流れるようになっている柵があって入り口がわからなかったので聞いてはおりませんが桧原神社について、来たことがあるぞと記憶がよみがえった過去のブログを調べると、桧原神社と井寺池は2012年6月に訪れていることがわかった川端康成の歌碑もちゃんと撮影していたのです(笑)