カテゴリ:映画・美術・音楽鑑賞
四万十川の清き流れよ (さいたま市)関口 光江 この歌を見てかなり昔のことを思い出した 欄干の無い流れ橋のことではない 四国の歩き遍路の道中で 四万十大橋を渡った日のことである 当時の遍路日記に下記の記述がある 2001年5月16日(水) 四万十大橋を渡る。 川幅が広く水量も豊かである。 白いカヌーが一艘漕ぎ上がっていく。 橋の下では折しも屋形船の客に見せる 投網を打つところだ。 網は、一瞬白い扇形を描いたかと思うと 青い水の中に静かに消えていった。 ただこれだけのことなのだが 橋の上から見下ろしたこの光景が 未だに目に焼き付いて消えない この日は前日の宿「水鏡荘」から 27.9km歩いて「安宿(あんじゅく)」 という宿に泊まった * 「初採りの空豆短歌になるんちゃう?」 ばあちゃんが言う簡単に言う (奈良市)山添 葵 ばあちゃんと孫娘の日ごろの関係が バッチリとこの歌に表れていると思った この歌の作者はたしか中学生 母親・弟と共に、朝日歌壇によく登場する 昼食もフォトスポットもお土産も 恐竜づくし福井の旅路 (富山市)松田 わこ 福井には何度か行った JRの駅舎の壁面に恐竜がいる ホームのベンチにもいる 恐竜博物館も訪ねた 福井の印象はまったくこの歌の通りだ 三分で水俣病の苦しみを述べよ カップラーメンではない (高松市)島田 章平 ニュースで知ったがこれはひどかった 意見を聞く会を開いた、その事実だけが 役所にとっては重要なのだ だから内容は二の次でいいというのが見え見え お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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