泣ける、笑える映画・ドラマ鑑賞日記

ブログランキングに参加しています。ご協力よろしくお願いします。

人気blogランキングへ



【ストーリー】坂本哲夢は動物プロダクションを経営する両親の不和や小学校でのイジメが原因で、内にこもりがちな少年だった。しかし、ある時ゾウと出会い、その神秘的な力に触れた事で、次第に心を開いてゆく。
環境と天賦の才からゾウの言葉を理解出来るまでになった哲夢は、日本人初の少年ゾウ使いを目指し、小学校を出てすぐタイのゾウ訓練センターへ留学する。
言葉も分からない異国の地で、彼は少年から青年へとたくましく成長していく。帰国した彼は「日本中のゾウを幸せにする」「ゾウたちの楽園を作る」と宣言し、ゾウ使いとして活躍し始めるのだが……。

【音楽】坂本龍一
【出演】柳楽優弥／常盤貴子／高橋克実／蒼井優／倍賞美津子

正直なところ、あまり中身は期待していませんでした。タイトルを見ただけで安っぽいお涙頂戴の映画だという感じがしますし、「実話」とか「主人公の少年が夭折した」というような部分を強調しているのもなんだか胡散臭いですからね。ただ、話題の柳楽優弥を一度見てみたいと思っていましたし、蒼井優もでているので借りてきました。

柳楽くんは本当にいい目をしていますね。最初に画面に登場したときの第一印象は最高です。まだ１５歳らしいですが、普通の人とは違うオーラを持っています。演技はまだまだという印象ですが、これから良い作品にめぐり合えれば、もっともっと魅力的になりそうな気がします。

蒼井優は、最後に主人公の少年の母親に秘密の話を告げる部分を除けば、あまり意味のない役に思えました。もう少し主人公の少年とのエピソードがあれば違っていたのでしょうが、これではとってつけたようなキャラクターになってしまっています。

全体的にはあっけなく終わってしまった印象です。実話だからしょうがないと言われればそれまでですが、タイに行くことにも、主人公が死ぬことにも必然性を感じません。映画のテーマが薄っぺらなので、間延びしている印象を受けますし、同時にあっさりした感じもします。ゾウのショーのときの柳楽くんのあいさつも饒舌すぎて今ひとつです。

良かったのは音楽ぐらいですかね。妙に印象的なメロディーだと思っていたら、坂本竜一なんですね。これは聞く価値アリです。

面白さ　　★☆☆☆☆
おススメ度★★☆☆☆