泣ける、笑える映画・ドラマ鑑賞日記

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【ストーリー】七子の父が死んだのは、知らない人の家だった。その後、父の愛人の息子を引き取ることになった。その子は七生という名前だった。最初は自分に気に入られようとする七生を受け入れられなかった七子だったが、徐々に、七生の心の奥底にある優しさに気づき始め、そして彼の首筋に、生々しい虐待の跡を見つけるのだった…。
2004年10月9日にNHK BS-hiにて放映されたハイビジョン・ドラマ「七子と七生～姉と弟になれる日～」。半分だけ血の繋がった姉弟の心の交流を描く。主演は「リリイ・シュシュのすべて」「花とアリス」の蒼井優と、アイドルグループ・ジャニーズJrの知念侑李。共演に、野村真美、石田えりなど。久石譲が手がける音楽も印象的な、詩情豊かな人間ドラマである。

【出演者】蒼井優／知念侑李／辻本祐樹／野村真美／石田えり

蒼井優の出演作です。

七生に冷たくするシーン、二人でケーキを食べるシーン、母親を亡くして七生と手を握り合うシーン、七生がいなくなると知って呆然とするシーンなど、全てが蒼井優の一人舞台のようでした。今、これだけ鮮烈な魅力を発している女優さんはいないと思います。

でも、それ以外は完全な期待はずれでした。陳腐なセリフ、わざとらしい演出、七生役の子のわざとらしい演技、いかにもＮＨＫという感じの説教くささにも閉口しました。

とにかく、蒼井優の魅力を最大限まで引き出した映画が見たいですね。今のところ、「リリィ・シュシュのすべて」「花とアリス」「ニライカナイからの手紙」あたりが一番それに近いと思いますが、まだ魅力を１００％引き出したとは言えません。

今後の作品に期待です。

面白さ　　★☆☆☆☆
おススメ度★★☆☆☆（蒼井優に敬意を表して）