泣ける、笑える映画・ドラマ鑑賞日記

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【ストーリー】堤幸彦を始めとするオフィスクレッシェンド所属の4人のクリエーターが、ホテルを舞台にした作品をオムニバスで描いたドラマ「ホテルサンライズHND～最後のステイ～」（2005年3月テレビ東京系で放送）をDVD化。「明日閉館する老舗ホテルの最後の1日」「素晴らしい日の出が見えるソファーが評判のスウィートルーム」「共通する出演者（支配人）を登場させる」という3つの条件を基に、ホラー、コメディー、ファンタジー、不条理という様々なドラマが展開されていく。新感覚のクリエーターたちと個性的な俳優陣が贈る刺激的な作品集だ。

ROOM555「LOSTMAN」
電話を受けた客室係（麻生祐未）が555号室に行くと、宿泊客の男（今田耕司）は記憶を失い、なぜここにいるのかもわからないという。客室係はなぜか男の記憶を思い出す手伝いをするハメに…。
監督：薗田賢次（狂気の桜／トリック劇場版／溺れる魚）

ROOM666「TRIPLE SIX」
英国人気ロックバンド・デスアルケミーの大ファンであるメグメグ（平山あや）は、彼らの名曲"TRIPLE SIX"が生まれたこの部屋に泊まりに来た。だが部屋にはゾーイ（加藤夏希）と名乗る先客がいて…。
監督：二階健（下弦の月／GO！GO！HEAVEN／Soundtrack）

ROOM777「伝説の男」
かつて日本映画界の名監督と呼ばれていた野口（松尾スズキ）は、20年前に謎の疾走を遂げ、このホテルに住み続けていた。そこへ新鋭の人気監督であり、かつて野口の弟子であった山本（ユースケ・サンタマリア）が訪れる…。
監督：大根仁（早乙女タイフーン／演技者／サイコメトラーEIJI2）

ROOM888「妻の本音」
40年前に新婚旅行でこの部屋を訪れた木村夫婦（北村総一朗・野際陽子）は、ホテルの閉館を知りやってくる。だが妻は突然夫に別れを切り出した…。
監督：堤幸彦（トリック／池袋ウェストゲートパーク／ケイゾク）

【出演者】大杉漣、今田耕司、麻生祐未、杏さゆり、平山あや、加藤夏希、ユースケ・サンタマリア、松尾スズキ、蒼井優、野際陽子、北村総一朗

蒼井優出演作ということで借りてきました。

この手のオムニバス形式の映画やドラマは、面白かったためしがありません。そういう意味ではあまり期待せずに見ました。

お目当ての蒼井優は三話目に出演しています。なぜか、全く魅力的には映りませんでした。この女優さんは、「存在するだけで魅力的」というタイプではなくて、「演じる姿が魅力的」なタイプだと思います。ですから、今までも作品によってかなり印象が違うのですが、ここまで印象が良くないのは初めてです。なんだか、エンジンがかかる前にドラマが終わっちゃった感じなんですね。

一番良かったのは、最後の「妻の本音」でしょうかね。予定調和的なドラマなのですが、「指輪は妻が指にはめていた」という一点が予測できなかったので、飽きてしまうことなく最後まで見ることができました。

「TRIPLE SIX」も、微妙な怖さ加減が良かったですね。「LOSTMAN」は、結末が読めてしまう上にちょっとクドかったように思います。

面白さ　　★★☆☆☆
おススメ度★★☆☆☆