備えるを考える☆防災・防犯・保険

大手損害保険各社が、デジタル人材の育成を強化しているそうです。

デジタル技術で既存制度を変革するデジタルトランスフォーメーション（DX）にたけた社員が、事業成長の起爆剤と位置付けているそうで、例えば以下のことをしているようです。

〇SOMPOホールディングス
・企画部門の社員約700人を対象。
・人工知能（AI）や高速大容量の第5世代通信規格「5G」などを学べる計80時間の研修を実施。

〇三井住友海上火災保険
・約70人の社員を業務効率化の先導役「デジタルアンバサダー」に任命。
・全国19本部に配置し、このうち、東京では未契約企業を効率的に探し出すシステムが提案され、年6000時間分の業務を削減できたそうです。

〇あいおいニッセイ同和損害保険
・データ解析に詳しい人材が各部署を指導し、顧客アンケート集計の省力化を実現したそうです。

〇東京海上ホールディングス
・全社員にオンライン研修を実施。
・目の前の業務をどう変革できるか。一人ひとりの理解、思考の浸透で企業文化が変わるとのこと。

工場設備の故障を事前に察知するなど新サービスへの需要は高まっているそうで、保険業務を理解した社員がDXで武装すれば、競争力のあるアイデアを具体化できるとのことで、期待が高まっているようです。

DXは経営陣のけん引力が成否を分けるとの指摘もあるそうで、経営戦略に基づく必要な人材を明確化した上で、具体的なスキルを身に付けさせることが重要だそうです。


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