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カテゴリ:物言うブロガー
ちょっと、オークションについて、おかしいと思ったことを。
フリマみたいに、お互いの必要、不必要なものをトレードする、ってのいう趣旨には理解を示しますが。 本来は正規の値段か、普段からその価値が妥当だという支払をすればいいのですが。 下記の二つの記事をご覧ください。 「白い恋人」値段4倍…回収騒ぎでプレミア 【19日・スポーツ報知】 北海道土産の代表格「白い恋人」の賞味期限改ざん問題で思わぬ余波が出た。販売停止中の同商品がネットオークション上で高値で取引されていることが18日、分かった。製造元の石屋製菓(本社・札幌)が工場の操業停止、全商品回収の措置を取り、商品が店頭から一斉に消えたため“プレミア化”したと見られる。騒動を逆手に取った商売に同社は「何とも言いようがないですね」と困惑している。 消えた“恋人”にラブコール!? インターネットの「ヤフーオークション」上で、渦中のスイーツ「白い恋人」が相次いで出品された。 18日夕方までに定価1260円の24枚入りの商品に4400円、945円の18枚入りに3400円の入札があった。商品説明には「入手困難」の文字が躍り、中には定価の4倍近い値がつくなど、大半は定価を上回る金額がついていた。 「白い恋人」は賞味期限の改ざんが問題視されたものの、健康被害も報告されていないことから、出品者は手元の商品を気軽に出品したとみられる。落札者に気遣ってか、ご丁寧に賞味期限の日付を写真で公開しているものもあった。 「白い恋人」は道内限定販売の商品。北海道以外の店頭で購入するには、各地の百貨店で開催される物産展や都心にある北海道のアンテナショップでの期間限定販売の機会を待つしかなく、入手は簡単ではない。 そこに今回の問題が発覚。「白い恋人」の名前が連日露出し、販売停止や全商品回収の動きが重なった。便乗商売が出る環境は十分だった。 厳しい批判にさらされる石屋製菓は、今回の“プレミア化”を「この現状だけに喜ぶわけにもいきませんし、何とも言いようが…」と微妙な言い回し。消費者からの問い合わせの中には「いつ販売を再開できるのか」という声もある。 17日に石水勲社長が辞任の意向を固め、後任社長が今週に同社を訪れ、再建策の検討に入るが、販売再開のめどは立っていない。現在は商品を回収中で「各店舗が都合で返品ができず、商品を抱えているケースはある」(同社)状態。今後も不届き者に横流しされ、出品される可能性はある。 夏休みの商機をふいにした形の同社は「それほどニーズが高いのなら、我々は一刻も早く社内体制を整え、問題を反省し、消費者の方々に理解をいただけるよう努力していくだけです」。当分は高騰を黙認するしかないようだ。 「ポケモン」スタンプラリーにも転売ヤー 【20日・ZAKZAK】 夏コミは終わったが、こんなところにも「転売ヤー」。JRのポケモンスタンプラリーに転売目的の大人が参戦し、ちびっ子たちからブーイングが。 無邪気な親子連れの列に混じって、転売目的の“プロ”の姿も… 猛暑の中、スタンプを求めて電車で移動する親子──すっかり夏の風物詩となったJRのスタンプラリーに大人が“参戦”。その醜態に、ちびっ子たちからブーイングが起きている。大人たちが血眼になる理由はズバリ「転売」。元手がタダゆえ1冊平均4000円で売れるスタンプ帳はいい小遣い稼ぎになるようだが、主催側は困惑している。 1997年から続くポケモンスタンプラリーはJR東日本東京支社が主催。まず、駅にある台紙に6駅分のスタンプを集めて新宿、上野などのゴール駅に提出すると、パスケースとサンバイザーに交換できる(引き換えは12日で終了)。 この際、さらに95駅分を押せるスタンプ帳が渡される。全部集めるには山手線の各駅はもちろん熊谷、牛久、八王子、大船といった郊外の駅に行く必要がある。スタンプ台は改札の外にあり、参加者のほとんどがホリデー・パス(大人2300円、子供1150円)などのフリーきっぷを駆使してスタンプ獲得に汗を流している。 「スタンプ台の設置は午前9時半-午後4時までなので、全駅制覇にはどんなに早く回っても2日はかかると思う」(JR関係者)といい、猛暑も勘案すると、かなりハードな行程だ。全駅制覇のスタンプ帳を400円分の定額小為替と一緒にJRへ送ると、もれなくポケモンの置き時計がもらえる。JR東日本によると例年、約30万人が参加しているという。 そんな人気イベントに異変が生じている。「成人男性が20冊近くもスタンプ帳を持っていた。たくさん親子連れが並んでいるのに、時間がかかってすごく迷惑。“鉄”(鉄道ファン)ではなさそうな風体だった」と不満を漏らすのは、小学2年の息子と回る40代の父親。6歳の息子とラリーに参加していた鎌倉市の主婦(34)も「10冊近く持っている親子がいた。やたら丁寧に押すので怪しい」と語る。 「丁寧」なのは、商品にするため。ネットオークション最大手、ヤフーオークションでは95駅制覇のスタンプ帳が2000円前後で複数出品されている。落札段階で値段はつり上がり、8740円の高値で落札されたケースもあった。平均落札額は約4000円で、電車代のコストを引いても転売利益は出る。 ポケモングッズに詳しい経済アナリスト、森永卓郎氏は「置き時計に、ものすごい価値があるわけではない。ポケモングッズ自体、何万円もの値段が付くものではなく、コレクターの大人もそれほど多くはない」と解説する。そのうえで「地方の子が欲しがって(親がオークションで)買うのかもしれない。ただ、大人がまとめて(ラリーを)やるのはいかがなものか」と苦言を呈する。 主催のJR東日本東京支社も「子供の鉄道ファンを増やそうという意味合いでやっている。お子さんが一生懸命回って手に入れるものなので、転売は想定外」(広報課)と驚いた様子。「転売の事実が確認できれば、今後、対策を検討する可能性がある」といい、“大きいお友達”の悪さも今年限りとなりそうだ。 時間がないから、欲しいから、で、ネットで取引して、全然醍醐味がないし、それを楽しんでいる親子の夏休みの邪魔までしなくても。 濡れ手に粟、で、稼いで、自分の生活を少しでも良くしようと思って、やっているのかなぁ。いつから、こんなにコレクション至上主義になった事やら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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