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テーマ:航空業界(1764)
カテゴリ:物言うブロガー
ニュースを見てびっくりしました。あれだけ燃えていて、チャンと、原因になっていたところが燃え残っていたんですね。写真まで公開されている、というのは、異例中の異例。映像が残っている、証言が多い、目撃者の多い、インパクトが大きかった事故ならではの迅速な対応です。
こういうモノの緩みが点検できなかったのか、日頃のメンテナンス力がモノを言いますよね。やー、今回はとてもよくわかる、燃料漏れの原因でしたね。 ちなみに、こんなリストもあるそうです。リンクさせていただきました。↓ マスコミが報じない危険な航空会社のリスト ボルトが刺さり、燃料タンクに穴 中華航空機で事故調委 【23日・朝日】 那覇空港での中華航空機炎上事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は23日、右主翼内の燃料タンクに鉄製のボルトが突き刺さり、その穴から燃料が漏れ出していたことを明らかにした。ボルトは、機体の揚力を調整する可動翼(スラット)から外れていた。この穴から主翼を通じて機体外に流れ出た燃料が近くにあるエンジンの熱で気化し、出火したと見られる。事態を重視した国交省は同日、同型機を保有する国内航空会社に緊急点検を指示した。 燃料漏れの場所を説明する台木一成・首席航空事故調査官 → =23日午後5時40分、那覇空港で 同型機では、同様の部位での燃料漏れが今回の炎上事故以前にもあり、機体を製造した米ボーイング社が、文書で航空各社に注意喚起していた。調査委は、ボルト脱落の経緯とともに、原因が製造工程にあるのか、その後の機体整備によるものかや、注意喚起に対する中華航空側の対応も詳しく調べる。 調査委によると、ボルトは右主翼内部にある第2燃料タンクの右端部分に突き刺さり、長さ約2~3センチの穴が開いていた。この場所はトラックカンと呼ばれ、スラットを格納するためにへこんでいる。 スラットは主翼の前側にある補助翼で、離着陸時に前にせり出すように伸び、機体の揚力を調整する。問題のボルトは、右エンジン脇にある第5スラットの支柱(アーム)の脱落を防ぐためのもので、支柱に押し込まれるような形で燃料タンクのへこみの中で突き刺さっていた。 ← 燃料タンクを突き破ったボルト。23日、タンク内から上方に向けて撮影 =国土交通省航空・鉄道事故調査委員会提供 調査委は、何らかの理由でボルトが外れ、スラットを格納する際に支柱に押し込まれた可能性が高いと見ている。燃料はここから右主翼を通じて右エンジン周辺に流れ出たため、エンジンの余熱で燃え上がったという。 しかし、ボルトが外れた原因や、ボルトを固定するナットが付近に残っているかどうかは、分からないという。 国交省によると、ボルト周辺は、目視による定期点検の対象になっているという。このため調査委は今後、中華航空がどのような点検をしていたのかを調べる方針。 一方、事故機と同型のボーイング737型機で同じ第5スラット付近で燃料漏れがあり、同型機を保有する航空各社に対して注意喚起の文書を出していた。航空機の不具合を巡っては、強制力を伴って点検や修理を指示する方法もあるため、調査委はボーイング社の判断の是非や、注意喚起に対する中華航空の対応の内容についても調べる必要があるとしており、米国家運輸安全委員会(NTSB)の協力を得て調査を進める。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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