昨日の日記でも触れましたが、実父はそれはそれは不思議な人でした。
只の農家の親父さんなのですが、まあ、家系図を広げてみれば、清和天皇の第?皇子にまで記述がされている、世が世なら城主だった筈。
それは兎も角として、
皆さまは一生の内で一体何人の水死体と巡り合うでしょうか?
父は山中で自殺なさった方を含め、全部で9人の方を弔う経験をしました。
頻繁に110番する実父はいつの間にか署内でも有名な存在になりました。
立ち込みで鮎を狙っていた時、有名なブランドバックが父のすぐ傍に流れて来ました。
もしや・・・と嫌な予感のした父が近くの川草の生い茂った辺りを探ってみると、そこにはやはり・・・
慌てて110番通報すると現場に来た警察官が「あ、また〇〇さんですかぁ・・・」
ツナギのように長く黒い防水着を着た若い警官さんは父が川の中に居るので、結局入水することなく、父に岸まで仏様を寄せて来るように、川辺から支持する形となったようです。
川にはホントに多くの釣り人が入っています。
なのに
何故父ばかりが亡くなった方を見つけたのでしょう。
父の不思議パワーが亡くなった方を近くへと引き寄せたのでしょうか?
それとも・・・
亡くなった方がやはりちゃんとお弔いして欲しくて、見つけて貰うために近寄って来たのでしょうか・・・?
身体に何も携帯していなくても、空港の搭乗チェックで必ず警報を鳴らした父。
「裸になっても鳴るんだろなぁ。。。」と笑いながら言ったのんびりした声がいまでも鮮明に聴こえて来そうです。