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テーマ:京都。(6103)
カテゴリ:京都
不定期でお送りしとります 「フシギの国・京都」 シリーズ♪ 今回は皆さん感じてる疑問、「上がる・下がる、碁盤の目について」です。 他府県の方、特に大阪人としゃべってると「京都の上がる・下がるがようわからん!!」 と言われます。確かに独特ですね。北海道も札幌は碁盤の目やけど言うんかな・・・? 要するに北に行く場合は上がる、南に行くときは下がると言います。京都に住んでる人 なら100%使います・・・というよりこれを使いこなせないとまず生活になりません。 京都で社会人として生活するならまず北山通~十条までの東西の道、西大路通~東大路までの 南北の道の名前はだいたい覚えるべきですね。(ほっそい道はええけど主要なとこは。) でないと会話が成り立ちません。 どこの街でもそうでしょうが、まず道を覚える。これは必須ですね。 が、京都独特なのはすべての東西南北の通りに名前がついてること。(碁盤の目の中だけよ) ここ京都では通りの名前=所在地なのでこれさえ覚えれば絶対迷子にはなりません。 特に御池~五条まで、堀川~白川通まではすべて覚えましょ。この辺はあの唄でね♪ (丸竹夷二押御池~♪という通りの名前を覚える唄があるのだ!!京都人なら絶対知ってます。 京都に来られる際は覚えるとめちゃ便利。迷子になりません~☆)) とにかく道に名前のないところでも「烏丸御池上がって1本目を東に100m入って南側」 というように京都人は上がる・下がる、東・西を駆使してピンポイントで場所を指定してきます。 まずは道の交わる場所を言う(烏丸御池)→どっちに行くかを言う→そこからさらにどっちに 進むかを言う→その後北か南かまでハッキリ指定。 (とにかくピンポイント) ココまで相手に言われたら「ああ、わかった。コンビニのある所やろ?」と確認します。 これで京都人は「よしよし、ちゃんとわかったはるわ」と納得できるわけです。 以前、大阪生野区出身、山科在住10年以上の友達が夕方電話をかけてきました。 大阪人:「かおりちゃ~ん、飲み会の待ち合わせ場所がどこにあるんかわからへ~ん」 京都人:「今どこなん?」 大阪人:「新京極の近く」 京都人:「近くってどこやさ!!」 ←この状況で京都人はイライラする。ピンポイントで言え!! 京都人:「新京極をどっちに向ってんの?北?南?」 大阪人:「わからん・・・」 ←え~?どっち向いてるかもわからんの?ありえへん。 京都人:「近くの人に通りの名前聞いてみ」 大阪人:「御幸町(ごこまち)(注:タテの通りの名前)・・・らしい」 京都人:「御幸町のどこよ!!」 ←御幸町つったって長いやろ!!イライラ~!! 京都で待ち合わせ場所を間違える人はほとんどいないでしょ。いるとしたら説明が悪いか 道を勘違いしてるか・・・。 しかし、京都の「碁盤の目」を一歩出るとあんまり上がる・下がるとかは言いません。 京都人が東京のド真ん中でも上がる・下がると言うてるわけじゃないんですよ。 あの碁盤の目だからこそ「上がる下がる」という感覚になるんです。その証拠に山科では 言わないです。「東へはいる」とか「北へ向って」いう言い方はしますが・・・。 最初は私も「なんのこっちゃ?」とわけわからんかったんですが・・・慣れるとこんなに わかりやすいもんはありません。とにかく京都は上を見上げれば標識だらけ。 道の名前が常にわかるようになってるので「♪寺・ごこ・麩屋・富やから・・・もう1本先やな」とか 「河原町丸太町ってことは・・・次の今出川まで行ってみよ」とか市バスに乗っても 停留所の名前を見ただけでどういうルートをバスが通るか一目瞭然なのです。 ただ、気をつけないといけないのは一方通行のすさまじさ!! 車で街中なんか行くとちょっと道を間違えただけで大迂回しなアカンなんて普通。 皆さんも秋になったら唄を口ずさみながら京都散策してみてくださ~い♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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