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テーマ:今日のこと★☆(106273)
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<例1のケース.>
30代半ばのサクライ(仮名)さん。 結婚と離婚を経験した。 子供を引き取り、女出1人で子供を育てていた。 生活費に困ることもあり、消費者金融に手を出して生活費にした。 次第に借金の額が増えて行き、利息だけで精一杯の支払い。 当然、元金など減るわけがない。結果、今年に入り、自己破産を決意。 弁護士に依頼した。 この頃には、新しい男性と同居していた。 生活も楽になるはずだったが・・・・子供の問題でやむなく、別れる事に・・・・。 別のアパートに移る費用が必要になり、そのためにまた、借金をしなければならなくなった。 しかし、もう借りられるところはない。 サクライさんはとうとう、闇金に駆け込んでしまった。 それからが、取立ての地獄になった。 最初5万円から始まり、サクライさんの情報が闇金同士のなかで、たらいまわしになったらしく、勧誘電話が鳴り止まず、そのため、あっという間に闇金だけで、10件。 元金だけで約30万円の借金だが、利息は高利なので、たまらない! 今度は督促の電話が毎日(3日の一度の支払い約束だった)鳴り続けるはめに。 困り果てたサクライさんは、警察に駆け込んだ。 しかし、10社のうち、まだ一社しか支払っていないということで、警察はその一件だけ、電話をかけてくれたらしい。 その一件はそれで収まったようだ。 しかし、残りの9件は会社にも催促の電話がいくかもしれない。 そうして・・私のHPを見て、電話をかけてきた。 事情を聞いた私は、丁度、名古屋に来ていた吉田猫次郎さんに適切なアドバイスをしていただき、 最善の方法を電話で話しあった。 1.闇金は契約書もなく、違法金利なので、支払いの義務はない。(公序良俗に反する契約・出資法違反) 2.自己破産をお願いした弁護士に正直にこの事を話して、間に入ってもらう 3.警察にも被害届けは出す。 サクライさんには、理解してもらった・・と思うけれど、その後の連絡はない。 その日の夕方、市内のある区民センターに来るように伝えたけれど、サクライさんは現れなかった。 なんとかなったのだろうか? 闇金は解決したのだろうか? 先月末の事だった。いまだに気になっている。 例2のケース60代後半のフクイさん。 50代後半から勤めたある会社をやめた後・・なかなか職が見つからない。 会社勤めの時は普通に返していた借金が滞るようになった。 当然、督促の嵐・電話・手紙・自宅訪問。 それでも、毎月少額の返済は続けた。 ところが、今月に入り、裁判所から特別送達郵便が届いた。 封を切ると、裁判所から第一回口頭弁論の呼出状だった。期日は7月○日。 あわてたフクイさん。朝一番に私に連絡してきた。 直接会って、裁判所からの手紙の内容を確認した。 回答書もついている。 しかも相手の消費者金融会社Pは「パ○債権」に債権譲渡しているではないか。 「フクイさん、大丈夫。回答書に今現在支払える金額を書いて裁判所に提出してください」 「それから、提出前に必ず「P○]に電話して事情を説明して、分割で支払うからと、お願いしましょう。」 大丈夫でしょうか?と心配そうな顔でした。 借金は認めます、分割でお願いします。 と交渉しても、裁判の判決で負けると債務名義を取られ仮執行宣言から強制執行をされる場合が多い。 みんな差し押さえが恐い 差し押さえされるほとんどが預金やお給料だから。 差し押さえされると勤務先や銀行にばれるのが困る。 フクイさんの場合、お給料の差し押さえの心配はいらない。 あとは預金だけだ。 預金口座残高はゼロに等しい。 自宅は個人所有だが、住宅ローンの残高は目いっぱい残っている。 フクイさんの場合、強制執行されても、差し押さえされる物がない。 だから心配はいらないのだが、 「強制執行」「裁判に負ける」という言葉だけで、ふつうは恐れおののく。 返済したいのはやまやまだが、無職のばあい、生活もできない状況に陥る。 住宅ローンは奥さんがやっとの思いで返済していると聞く。 年老いた夫婦に子供はいない。年金もない。 さらには今年に入り、公共料金、食料品の値上げと値上げラッシュになった。 フクイさんのこれからは、前途多難だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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