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徒然なる日々

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2007年05月21日
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カテゴリ:日米比較
週末、マンション購入を考えているアメリカ人の友人とオープンハウスを観にいく。18階にあるその部屋はOne bedroom(日本で言うと1LDK?)でおよそ600,000ドル(7,000万円くらい)

アメリカの銀行ローンの利率は固定金利で6.375%、その返済、税金、Home Owner Associationへの支払いなど入れて毎月の支払額を試算してみると、何と5000ドル(600,000万円)くらいになる。

友人は私よりもずっと給料が高いため、何とかやっていけるが、それでも結構カツカツである。私の給料では、SFでマンションを購入するのは全くもって不可能であることを知った。

7000万円を6.375%の利率で銀行から借りるということは、返済金額は余裕で一億を超える。それだけの負債を背負うことは、私にはちょっと考えられない。もちろんSFではマンションの需要が供給を上回っているため、5年ほど住んでいる間にマンションの価格が上がり、そのタイミングで売ることにより、差益を得る。そしてさらに大きく良い家に買い換える。これが、SFに住んでいるヤッピー達の成功パターンらしい。

日本であれば土地には価値があるけれど、その上に建っている家にはそんなに価値がない。父が名古屋に持っていた土地つき一軒家を売った後、新たな買主は家を全部取り壊して自分仕様の家を建てた。SFでは、家自体にも価値がある。住民がキッチンやバスルームを改修したりペンキを塗り直すだけで、家の価値が上がる。だから住民は家を改修して価値を上げて売る。20代で銀行で借金をしてマンションを買う人達も少なくない。たいていが、こういった投資目的である。

家は一生住む場所、という考えで生きてきた私にとって、家を株のように売ったり買ったりする風潮はまだ馴染めない。また、1億以上の負債を持つことも考えられない。ずっと賃貸でいいから、アメリカ、日本、ヨーロッパなど、自分が生活できる場所のオプションをいくつか持てる自由がほしい。

ま、給料安いから家買えないので、考えるまでもないんだけどね。。。






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最終更新日  2007年05月22日 16時28分49秒
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