カテゴリ:人生論
今週火曜日に受け取った人間ドックの結果で、良性か悪性かの判断を要するため精密検査を受けるように、という項目がひとつあった。
報告書に書いてある言葉をインターネットで検索する。良性である可能性のほうが高いように思うが、悪性の可能性も排除できないと書いてあり、不安に駆られる。 こういう時に初めて健康であることがどんなに幸せなことか再確認する。BHとの確執、職場に関する不満などは、どうでもよくなる。 今まで売上げ目標を達成するために、がむしゃらに仕事をしてきた。会社での存在感を高めるために上司へのSelf-promotionもたくさんやった。BHとも対決した。自分の「Professional Development」が最大の優先事項となっていた。 So What? 売上げ目標を達成した。So what? 上司への売り込みが成功して会社での存在感が高まった。So hwhat? BHと対決して、少しは自分のほうにも仕事が来るようになった。So what? 私が達成したかったことってこんなことなの?たった一度しか生きられない、限られた時間の中で、私が達成したいこと、達成できなくて悩んでいたことってこんなつまらないことだったのか? 夜中に何度も電話して、ようやくサンフランシスコの大学病院で再検査の予約を取ることが出来た。7月27日午後一時。 この検査結果がどうであれ、私がいずれ死ぬことには変わらない。私だけでなくて、これは全ての人間に平等に訪れること。日常の雑事に追われていると、ついそのことを忘れてしまう。そしてつまらないことで頭と心を痛めてしまう。何と無駄なことか。 今回の一件は、今まで仕事やBHの問題で頭がいっぱいになっていた私の価値観をがらっとひっくり返すものであった。自分の人生において何が大切なのか、自分はこれからの人生をどう生きたいのか、真剣に考える時期に来ていることを知らせるための、神様からの啓示にすら思える。 「もし悪性だったら。。。」と考えるとみぞおちあたりに恐怖と不安を感じるが、7月27日までは考えるのをよそう。考えても考えなくても結果は変わらないのだから。 過去を振り返って後悔しない。先のことを考えて憂えない。 今を精一杯生きる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月17日 00時02分37秒
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