ボーイジョージ本
Das Veilchen (J.W.von Goethe)A violet stood in the meadowStooped over and unknown;It was a charming violet.Then came a young shepherdess,Light of foot and with merry heartAlong the meadow, along the pathAnd sang."Oh" thought the violet, "If only I wereThe most beautiful flower in the wood.Ah, only for a little whileSo that the dear one would pluck meAnd press me to her bosom.If only, if onlyFor a quarter of an hour."Alas,alas, the young girl cameAnd did not even notice the violet,Stepped on the poor violet.It sank and died yet rejoiced,"I die because of herBut yet, I die at her feet."今日はお昼にキャンパスで定例の音楽会があった。今日はシューマン夫妻のラブソングを、ピアノの伴奏でソプラノ歌手が高々と歌い上げるというもの。ピアノの伴奏をした男性もソプラノで歌った女性もバークレーの学生で、しかも恋人同士でもあり、今回のコンサートにはぴったりであった。美しい声で愛の歌を歌う女性は笑顔が輝いていてとても幸せそう。ピアノを弾く男性もかっこよくて、ときどき2人で見つめ合ったりして、息のあった素晴らしい演奏であった。学生の演奏とは言え、こんなに美しい声を聞いたのは久しぶりのような気がする。2人が奏でる愛のメロディーに心から浸りきった。シューマンの歌曲の中で「スミレ」という小曲がある。スミレが愛する人の足に踏まれて喜んで死んでいくという詩に、涙が出そうになった。(英語訳は上記に)コンサートで隣に座ったユーゴスラビア人のおじいさんに話しかけられ、おじいさんのガールフレンド(?)の中国人のおばあさんも交えて、コンサートの後に会話を楽しんだ。と、おじいさんが紙切れに息子の名前を書いて「HaasのStudent Centerで働いている。まだ独身だ。背が2メートルもあるし英語もうまい。ぜひ会ってみて」と紙を渡された。中国人のおばあさんは私の手を両手で握ってしばらく話さず、「私の家にもピアノがあるので今度ぜひ一緒に弾きましょう!」と誘われる。この年代の中国人の人は日本に対して複雑な感情を抱いているだろうに、歓迎されてとても嬉しかった。午後のPricingの授業はとても面白かった。今までで一番面白かった授業のような気がする。今日はオークションの仕組みを勉強した。Dutch auction, English auction, 1st-sealed auction, 2nd-sealed auctionの4種類のオークション形式を理解するために、クラスの皆がそれぞれオークションに出すものを持参し、実際にこの4つの形態を使ってオークションをやったのである。私は以前アマゾンで購入したボーイジョージの自伝本を持っていった。私の本はクラス中の皆に受けまくった。そもそもなぜボーイジョージの自伝を持っているのか?もしかしてわざわざ買ったわけ?というところで受け、私がボーイジョージの自伝の解説をまじめにしたところがさらに受け、「ボーイジョージのサインはあるの?」と聞かれたので「無いけど、私が代わりにサインしてあげるわよ」と返したらクラス中がどっと沸いた。自分でもこんなに受けるとは思わなかったが、最近英語でユーモラスに切り返したり、ジョークの切れが良くなってきたので、嬉しい。クラスメートからのメールにAs usual, you were very funny in class today. You are quite the entertainer!!! と書いてあったり、You have a good sense of humor!と握手を求められたり(なぜ!?)、相当インパクト強かったみたい。私だけじゃなくて、皆結構変わったものをオークションに出しており、Bidderとのやりとりも面白く、1時間半の授業中、笑いが絶えなかった。結局私のボーイジョージ本は7ドルで落札された。夜のBehavioral Financeの授業が終わった後、アメリカ人クラスメートと一緒になり、途中まで一緒に帰る。彼はヘッジファンドの世界で生きる人ということで今までは殆ど接点が無かったのだが、実は日本文化に強い興味を持っていて、浮世絵や版画については私よりも詳しく、今年の夏に日本を訪れたいと思っていることがわかった。日本ファンの人に会えると嬉しい。夏にタイミングが合えば日本を案内してあげると約束する。卒業近くなってまた1人、クラスメートとの距離が近くなって嬉しかった。