外科病棟の大部屋(4人部屋)にいると、ほかの患者と医師の会話が聞こえてくる。わたしは今日で退院するが、不安が大きい。
同室になった女性方は、全員わたしより年上の方々だった。そういうことも影響しているのかもしれないが、入院理由、手術理由について、医師は次のような説明をしていた。
Aさんへ・・・「先日、あなたの手術をしましたが、縫合不全で体液が体の中に漏れている状態です。よって、これから3回目の手術をします。」
Bさんへ・・・「前回のあなたの手術において、術後におなかのドレーン(管)を抜くタイミングが早すぎたようでして、おなかに体液が溜まってしまっています。それを抜く処置をしますので、これからしばらく入院してください。」
ちなみに、胆のう摘出手術で入院していた患者は、4・5日で退院していく。
怖い。明らかに、医療ミスじゃないのか。
自分も手術後にはお尻には5本、他に4本の管を入れられていた。そのうちの一本は体液を外に出す腹部(正確には骨盤底)ドレーンだった。抜くタイミング・・・・大丈夫だったんだろうか・・・・。
そして、手術前のCTには写っていなかった婦人科系統周辺の膿は、手術後のCTに写っていたと言われ、通院でいいと言われたが、本当に大丈夫なんだろうか・・・
もう、考え始めると不安が増幅されていく一方である。
こんな会話聞きたくない・・・・それもあり、どうにか痛みのコントロールの目途も立ったこともあり、昨日の夕方に退院を決めた。まだまだ、何時間も座って仕事をすることは難しそうなので、上司に連絡して、とりあえず今週中は休みを取らせてもらうことにした。