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今日は、所属している合唱団の練習へ行った。
公民館での練習の終了後、パイプ椅子の片付けをしていたら、後ろで並んでいた70代の女性が言った。「あら、それ可愛いわね」と。何のことかと思って振り向いたら、「赤くて可愛い」「高齢者にも欲しいわ」と続けて言う。背中に描けている、わたしの小さいリュックに視線が注がれていた。それは紛れもなく、ヘルプマークである。 逆に驚いたわたしは「え、こ!知りませんか!?」と言い返したら、「知らないわ」と言うので、「知っといた方がいいですよ」とだけ返した。 この人は、笠岡市内から電車で倉敷駅近くの公民館まで練習に来ている人だ。 電車のまどには、妊娠中の人、ケガをしている人、そういう人たちには席を破りましょうという優先席の案内が貼られており、、そういうピクトグラムに続けて、ヘルプマークが記載されている。 毎日、倉敷市から岡山市まで電車通勤しているが、そういった優先席に座っている人は(立っている人もほとんど)、ずっとスマホを見ていて、周囲を見ていない。または寝ている。周囲にヘルプマークをつけて立っている人間に気づかない。譲る気がそもそもないのか、この人のように、ヘルプマークの意味を知らないのか、知らないふりをしているのか。要するにわたしは、仕事への行きも帰りも立ちっぱなしである。もちろんわたしの他にも、周囲にヘルプマークをつけている人がいることもある。わたしと同じことを考えたり感じたりしているんだろうな、と思う。 バリアフリーの社会を目指そうと叫ばれてもうかなり経つのに、ただの「可愛い飾り」としか言わない人が、どうにもイラつく。 最後の「高齢者にも欲しいわ」という一言には、本当に反発心を感じた。ここまで歌いに来てるような元気な高齢者に、ヘルプマークが交付されるわけねーだろ、と怒鳴りたくなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月14日 19時21分50秒
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